ユグノア城跡 ページ42
カミュ「こ…こいつは……。」
イレブン「これは……どういう事…?」
イレブンは目を開いて目の前の光景を呆然と見ている。
シルビア「ここがイレブンちゃんの故郷、ユグノア王国ね……。
ウワサでは聞いてたけど……ひどいありさま。」
みんな辺りを見回している。だけど、何処を見ても瓦礫の山ばかり。
A「やっと……帰ってきた。」
セーニャ「A様?(帰ってきたとは……。)」
A「何でもない。」
やばい、聞かれたかもしれない。気にするな、セーニャよ。
シルビア「16年前、世界一の歴史を誇るユグノア王国は、魔物の大軍勢に襲われ、たったひと晩で滅びたそうよ……。
ユグノア王や王妃……そして、偶然訪れていたデルカダールの王女さまも魔物に殺されたと聞いているわ。」
デルカダールの王女様も……ねぇ。
シルビア「もしかして……その王と王妃って、イレブンちゃんのお父さんとお母さん……?」
A「ご察しの通りね。
こうやって何十年、何百年と積み上げてきたものだって、壊すのは簡単なのよ。人間関係もね……。」
風が、優しく私の耳を撫でる。心地良い風だ。
カミュ「……にしても、仮面武闘会で戦ったあのじいさんと女武闘家はどこにいるんだ?呼びつけておきながらもったいぶりやがって。」
ベロニカ「あっ!奥のほうにかがり火が見えるわ!もしかしたらあそこにいるんじゃない!?ちょっと行ってみましょうよ!」
ベロニカが指す方向には、確かに火が2つ付いていた。
という事は、間違いなくあそこに違いないだろう。
……行かなきゃね。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時