暇つぶし ページ4
城を出たはいいものの、夜まで特にやる事が無くて逆に困っている。
A「さて、どうしたものか…。」
兵士A「A様!お疲れ様です!!」
A「あぁ、お疲れ。」
何故か此処に居座っている内にいつの間にか兵士達に慕われるようになっていた。少し剣術を教えてあげただけなのだが…。
子供A「Aおねーちゃん!」
A「ん?どうしたの?」
子供A「このお花で髪飾り作って!」
そう言って渡されたのは、ここら辺では手に入らない綺麗な花だった。
A「可愛い花だね。誰かからの貰い物?」
子供A「そうなの!お母さんがこれで髪飾り作っておいでって言って作ろうとしたんだけど、あたしじゃ出来なくて…だから、Aおねーちゃんにやってもらいたかったの!」
A「そう。じゃあちょっと待ってて、直ぐに作るから。」
そう言ってその女の子から渡された花を綺麗に編んでいく。
昔からこういうのやってて良かったわ…。
こういう自分の器用な所だけは褒め称えて貰ってもいいかもしれない。
A「はい、出来たよ。」
子供A「わぁ…!おねーちゃん、ありがとう!」
A「どういたしまして。」
髪飾りを頭に乗せて、その子はこちらに手を振って去っていった。
子供は無邪気で楽しそうでいいなぁ。見てるこっちまで思わず笑っちゃいそうになるんだから。
こうして城下町をゆっくり見て回っていると、いつの間にか約束の時刻が来ていた。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時