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バンデルフォン地方 ページ30

セーニャ「ここは…?」


A「バンデルフォン地方。かつて、花の都と呼ばれ栄えていた五大国の1つ、バンデルフォン王国があった場所だよ。」


カミュ「随分と詳しいんだな?」


A「まぁ……ちょっとね。」


こんな曖昧な答え方だと少し怪しまれただろうか?


ベロニカ「あたし達の目的地はここなの?」


A「そういう事になるけど……バンデルフォン地方はネルセンの宿屋しか他にないわ。
この隣はユグノア地方だからそこに行かない?」


イレブン「ユグノア地方か……。」


A「……どうする?」


セーニャ「イレブン様が良いのなら、私たちはそれに付いて行くまでですわ。」


イレブン「……行こう。宿があるならそこで準備も整えられるし。」


シルビア「それじゃ、さっそく向かいましょ!」


A「ベロニカ、そんなに走ると転けr…((ベロニカ「あいたっ!!」……言わんこっちゃない。」


私が言い終わる前に躓いて転んでるし。


A「馬鹿だね……ほら、おいで。」


ベロニカ「大丈夫よ!……痛い!」


意地を張って自力で立とうとしても痛みの方が強いのか、再び座り込んでしまった。


カミュ「馬鹿だな。」


ベロニカ「何ですって?!」


A「はいはい、うるさいよー。ホイミ。」


適当に回復させときゃ傷だって直ぐに治る。特にこんな軽い擦り傷なんかはホイミで充分癒える。


ベロニカ「それじゃあ気を取り直して行きましょ!」


後先が不安だが、まぁ何とかなるよね……。


シルビア「そんな不安そうな顔しなくても何とかなるわよ♡」


A「だといいけどね。」


本当に不安で仕方ないけど、だからこそこんなに飽きない旅が出来ているんだよね。


A「案外こういうのもいいかもね。」


イレブン「何が?」


A「んー……独り言♪」


イレブン「えー!教えてよ!」


A「やーだねw」


私が求めていたのは────だったのかも知れない。

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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時

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