いざ、勝負! ページ23
A「とりあえず着いたね……。」
ホメロス「まだ見つからないのか、役立たずどもめ!こんなザコの見張りなど私ひとりでいいからもう一度イレブンを探してこい!
それと……あの薄桃色の髪の女も連れて来い。あいつも悪魔の手先だ。行け!!」
うわぁ……あの軍師も部下に対してだいぶお怒りだよ。
兵士はホメロスの剣幕に怯えながら、走って私達を探しに行った。
ごめんね、兵士さん。私達、舞台の裏側にいるんだw
セーニャ「薄桃色の髪の女……。」
イレブン「Aのこと……?」
あぁ、この事も話さなきゃ行けなくなるのか。
シルビア「イレブンちゃん、チャンスよ!今のうちにあの軍人ちゃんを倒してカミュちゃんを助けましょ♡」
私達は忍び足でホメロスの背後まで迫った。
ホメロス「貴様ら、いつの間にこんな所まで!」
A「デルカダールの智将とも呼ばれる貴方がこんな誤算を…。少し甘く見過ぎよ。ねぇ?ホメロス。」
ホメロス「貴様は……まぁいい、堕天使よ、今ここで悪魔の子もろとも私ひとりでカタをつけてくれるわ!」
ホメロスを相手にするのは私ならまだ大丈夫だが、みんなは……。
なんて心配など必要なかったらしく、10分程すればホメロスは膝をついた。
ホメロス「グッ……この私にヒザをつかせるとは……。」
セーニャ「カミュさま、ご無事ですか!?
今お助けいたします!」
何かこの2人……並んで見ると凄く絵になるな……。美男美女だし当たり前か。
「悪魔の子、イレブンとその一味め!よくもホメロスさまを!」
ホメロスの部下であろう兵士達がぞろぞろとこちらへ来て刃を向けた。
ホメロス「……私を倒しても何も変わらぬ。貴様らはここで捕らわれる運命なのだ!」
ジリジリと詰め寄ってくる兵士に比例し、私達も一歩ずつ後ろへ下がる。
ふとシルビアは海の方を見てこう言った。
シルビア「みんな、安心して!もう大丈夫よ!」
というと同時に、シルビアは自分の身を海へ放り投げた。
ホメロス「はっはっは!ここで仲間に逃げられるとはな。イレブンよ、貴様の仲間などしょせんはその程度のつながりだったということ。
ずいぶん手間を取らされたが今宵のショーもここでおしまいだ。
ここでおとなしく私に捕まるか、海に落ちてサメのエサになるか……。今ここで選ぶがいい!」
私達は此処で捕まる事は出来ないし、サメに食われるわけにも行かない。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時