港町の町長さん ページ15
カミュ｢ここが町長の家で間違いなさそうだな。よし、いくぞ。｣
カミュがそう言うと、町長の家のドアをノックした。
？？｢はい、いらっしゃいませ。
どちらさまでしょうか。｣
カミュ｢あんたがラハディオさん？
すこし頼みたいことがあるんだ。｣
？？｢ええ。私がラハディオです。
いったいどういうご用……｣
言いかけた所で、町長のラハディオさんは私とイレブンの顔を見るなり驚いた顔をして、次の瞬間冷たい声でこう言った。
ラハディオ｢……あんたたちお話すことは何もない。さっさと消えてくれ。｣
扉を勢いよく閉めて部屋の奥へと行ってしまった。
カミュ｢えっ？おい、ちょっと！
……なんだよ、全然取りあってくれねえな。アレのどこが優しい人なんだ？
というかあの町長、お前らを見て妙なカオをしてたよな。まさかおたずね者なのがバレたか……？｣
ちゃっかり私までおたずね者にしないでくれないか、カミュよ←
A｢……かもしれないね。｣
イレブン｢……まずいね。｣
セーニャ｢あっイレブン様、カミュ様、A様！こちらにいらしたんですね。｣
セーニャは私達を見つけるなり、困った顔でこう言った。
セーニャ｢じつはちょっとこまったことがあってお姉さまが大変なんです……。
すみませんが助けていただけますか？｣
A｢助けない訳には行かないだろ。｣
カミュ｢まったくあのチビちゃんは世話が焼けるな。しょうがねえ、船は出せそうにないし行ってやろうぜ、イレブン、A。｣
あ、何かカミュに久しぶりに名前で呼ばれた気がする。
A｢久しぶりに名前で呼んでくれたね。｣
カミュ｢え？あぁ……。｣
A｢……まだ気にしてる？あのこと。｣
カミュ｢………………。｣
A｢私はもう気にしてない。忘れてくれて構わないよ。｣
沈んだ顔をしたカミュを横目でチラッと見てから、私もイレブン達の後を追った。
カミュ｢そう簡単に忘れられるわけねぇよ…。｣
カミュがボソッと呟いたのを、私は聞き逃さなかった。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (
レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください！応援しています( ´ ∀ ` )ﾉｼ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています！これからも頑張ってください！(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初音♪ゆいか | 作成日時：2017年10月10日 21時
