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謎の旅人さん達 ※10/12 訂正済み ページ2

王「さてと、どうしたものか……。」


王は、先程からファーリス杯の挨拶についてずっと悩んでいる。その為か、右往左往している。


A「王よ、少し落ち着いてみては如何でしょうか。」


王「そうもしていられんのだ。」


ろくに人の話も聞いていられない状態らしいので、こういう時は放っておくのが1番だ。


すると、コツコツと階段を登ってくる音が聞こえてきたので、綺麗な姿勢に立ち直す。


見えた姿は全部で4つだ。


A「………意外な再会。」


王「えー……。本日は絶好の好天となりまして、ファーリス杯という我が王子の16歳の誕生日を祝うレースにふさわしい……

いや、ちがうな。
こんなスピーチではありきたりだ……。
民衆を楽しませることなどできん。」


私の呟きはどうやら誰にも聞こえてなかったみたいだ。良かった。


王「うん?なんだ、そなたたちは?
今は客の相手をしているヒマなどない。
出直して……」


王が出直してこい、と言いかけた所で城の門が開き、駆け足で誰かが登ってきた。


ファーリス「父上!ただいま訓練から戻りました!」


あ、面倒くさいやつ来たよ、これ。


王「騎士たる者!」


ファーリス「信念を決して曲げず、国に忠節を尽くす!
弱きを助け、強きをくじく!
どんな逆境にあっても正々堂々と立ち向かう!」


騎士道の心得を言い終わると、よろしい、と言って自分の席に戻る。


王「ファーリスよ。お前も今年で16歳。
ファーリス杯では騎士の国の王子に恥じぬ勇敢な走りを期待しているぞ。」


ファーリス「おまかせください、父上。
必ずや期待にこたえてみせましょう。
それではこれにて……。

A、来てくれ。」


A「分かりました。」


期待にこたえるって…ろくに馬術も学んでないのにどうやってこたえるんだよ。


ファーリスはそこに立っていた旅人に目を向けたが、私はそれをスルーして先に王子の部屋へと進んだ。


────────────────────


よぼよぼ婆ちゃん様、ご指摘ありがとうございました。

誤字は訂正させていただきました。

ファーリスの頼み事→←あてんしょん



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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時

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