スカイピースとのリア充な生活 (ページ15)

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ハンドピラミッド　じんたんページ15

じん目線

中休み

Aがいつもどうり､俺の席の近くに座った。
そこで俺が切り出す。

じん「ねぇ､A。ハンドピラミッドしよ！」

A「何それ？」

じん「こうやって手をどんどん重ねて一番下の人の抜く手に
当たらないようにするやつ」

そういいながら俺は手を重ねるジェスチャーをする。
するとAがあぁ～！！とうなずく。

A「あれね！てかあれって名前あったんだ。」

じん「いや､ないから俺が名付けたww」

と笑うと､じんが名付けた割にはネーミングセンス良いね！
とバカにされた。

俺はこの時間が一番好き。
楽しいしAと喋れるから。

このハンドピラミッドだって
俺の欲望のためみたいなもんだし。

A「じゃあやるよ！どっちが先行？」

じん「じゃ､俺から！」

そう言って机の上に手をのせる。
その上にAの手がのる。

それだけで俺はドキドキしちゃって。

A「じん､まだ抜かないの～？」

Aが顔を覗かせてきた。

ヤバい､ボーッとしてた。
ゴメンゴメンと謝って､勝負に集中する。

パンっという音と共に俺の手がAの手を叩く。

A「･･･いった～ww女の子なんだから手加減してよww」

じん「俺お前のこと女と思ってないからwww」

嘘。十分見てる。
Aはヒッドーイと笑ってる。

じん「･･･てか､俺の手って本当汚いよなww」

ハンドピラミッドをしていて思った。
それに比べてAの手はキレイ。

A「でも私､じんの手好きだよ？」

じん「え､これのどこが好きなの？」

A「可愛くてちっちゃい所！」

そう言ってAは優しく俺に笑いかけた
･･･本当､優しいよな。

今はこんな形でしか触れられないけど
いつかちゃんとした形で触れられるようになりたい。
そう思った。