守る テオくん ページ13
テオ目線
遅い。もう家を出てから、8時間がたつ。
今日Aは6時から会社の5周年記念みたいなので
飲み会に行ってる。
そりゃちょっとは遅くなるの分かるよ?
でも、もう夜中の2時!
さすがに遅すぎ!!
まさか、誰かに襲われてたりして・・・
あり得る、あり得る!だってあんなに可愛いんだもん!
そう思ったらいてもたってもいられなくて、家を飛び出していた。
今日Aが行くっていってた居酒屋。
そこに入ると男が酔ってる様子で
嫌がっているAに抱きついていた。
その時俺は何も考えずにただただ怒りが込み上げながら
そいつに近づいていた。
テオ「何やってんだよ」
俺は自分でも聞いたことのない低い声で言った。
わざとではなく自然にそうなったんだと思う。
A「テオくん!」
男「誰だよ。」
テオ「Aの彼氏だよ。分かったならさっさとその手をどかせ。」
男「分かったよ・・・」
俺はそいつが手を離すのと同時にAの手を引っ張り
店の外に出た。
A「テ、テオくん?」
テオ「あれ、誰?」
A「あれは、私が帰ろうとしたら隣に座ってきて
それで・・・」
するとAは、しゃがみこんで泣いていた。
テオ「A?」
A「怖かっ、た何されるか分か、んなくて」
俺はAが泣いている姿を見て何でもっと早く
動かなかったんだろうと後悔した。
早く助けられなかった俺が情けなくて
Aを抱きしめた。
テオ「ゴメン。怖かったよな。もっと早く動いてたら・・・」
A「テオくんは悪くないよ?」
そう言って俺を見上げるAはとてもいとおしくて
俺はAを一生守ると誓った。
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歌音(プロフ) - 私もスカイピース好きです!じんたん派です! (2018年8月6日 10時) (レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
きみまろ - てみじの小説、アンケート作ったので良かったら投票してくださぁい!!! (2018年4月5日 0時) (レス) id: 8535c92be4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー菜っ葉(プロフ) - きみまろさん» こっちも遅くなってスィスェん! (2018年4月4日 23時) (レス) id: d423555095 (このIDを非表示/違反報告)
きみまろ - お気に入り40人突破ぁ!嬉しみ!! (2018年4月4日 23時) (レス) id: 8535c92be4 (このIDを非表示/違反報告)
きみまろ - ゆー菜っ葉さん» 返信、遅くなってスィスェん。 (2018年3月31日 20時) (レス) id: 8535c92be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きみまろ | 作成日時:2018年3月7日 16時