紫耀ルート【 2 】─ 2 ページ26
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あー……なんて言えばいいんだろう
あなたが心配で見てました、なんて言って
気持ち悪いって思われないかな
紫「3数える前に言わないとコチョコチョの刑な
さーん、にーい、いー………」
『わかった、言う！言うから！』
えー残念って悪戯っ子な顔で紫耀くんが笑う
『あの、ね……疲れてたり、どこか怪我とかしてないかなって。さっき、陸にサメを上げるために囮になってて一番負担が掛かってたし、その後に少し動きがダルそうに見えたから………こっそり回復魔法を掛けようとしてました』
紫「え、ぜんっぜん大丈夫だよ？
確かにサメ倒した直後はしんどかったけど」
そう言うと思った
でも紫耀くん優しいから平気なフリしてるだけなんじゃないかな
紫「なになに、めっちゃ疑うじゃん
そんな心配してくれんだ？」
『心配するよ！紫耀くんが元気ないと、
なんか……えっと………』
待って待って待って、私なに言おうとした？
危うく告白みたいなこと言いそうになった
紫「元気がないと、なに？」
『あ、あー、うん、調子狂うわ、いつも元気だから』
紫「なんだ、告ってくれんのかと思って期待したのにぃ」
『へ⁈
いやいやいやしないしない！！』
紫「そんな全力で否定されると凹むわ」
『え、あ、ごめん、そういう事じゃなくて、えっと』
紫「あははは、ごめん、揶揄いすぎた。なんか反応が可愛いからさ」
そう言って私の頭を撫でる
きっと私の顔は真っ赤だ、熱いから
頭を撫でる手の温かさが気持ちいい
嬉しくもあり
胸の奥が小さくズキッともする
『あぁぁっ、とりあえず回復魔法だけ掛けとくから！』
動揺を悟られないように(もう遅い気もするけど)
少し距離を取る
両掌を紫耀くんの方に向けて魔法を発動
紫耀くんの全身が薄いピンクのオーラで包まれ
やがて消える
紫「うわ、すっげぇ体が軽くなった！
結構、体力持ってかれてたんだな」
『良かった』
紫「平気だと思ったんだけどな…だっせぇ」
無理してるって自覚すらなかったんだ
気持ちが強すぎて、体の声にきっと鈍感なんだろう
『私が、見てるよ
おかしいなって思ったら
回復とかフォローとかするから
頼りないかもしれないけど、私がんばるから！』
紫耀くんはいつも頼れって言ってくれるけど
私だって紫耀くんの役に立ちたい
そう言うと
また紫耀くんは優しく笑って私の頭を撫でた
あなたに守られるだけじゃなくて
隣に立てるように強くなりたい
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紫耀ルート【 2 】紫耀side─ 1→←紫耀ルート【 2 】─ 1
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レイ☆(プロフ) - ゆめさん» ご愛読ありがとうございます！この手の話を求めている人はいるのか心配だったけど喜んでもらえて良かったです♪ (2019年12月17日 17時) (
レス) id: d63f3b3fd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！大好きなキンプリとファンタジーの要素があってとても面白いです。 (2019年12月16日 20時) (レス) id: 6dc3131702 (このIDを非表示/違反報告)
レイ☆(プロフ) - おおたさん» ありがとうございます！ヒロインちゃん奪還のために動き出しましたよ！さて、どうやって助けるのか？お楽しみに！ (2019年11月30日 17時) (レス) id: d63f3b3fd4 (このIDを非表示/違反報告)
おおた(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!エリサの思惑が気になるし、早くKing & Princeのみんなの元に帰してほしい… (2019年11月28日 23時) (レス) id: 788c2da8be (このIDを非表示/違反報告)
レイ☆(プロフ) - 名無し35453号さん» ありがとうございます！励みになります♪少しずつエリサの行動や思いも明らかになって行きます。ヒロインちゃんも早く合流させてあげたいー！ (2019年11月28日 19時) (レス) id: d63f3b3fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ☆ | 作成日時：2019年11月26日 18時
