続き2 ページ6
「ただいまー！」
「お帰りbroooock、結構遅かったな」
「えへへ〜まあねw」
「おう、お疲れbroooock」
拠点へ帰ると、シャークん、きりやんと次々に僕を出迎えて、気づけば全員集まってしまった。
「(この子の事をどう切り出そうかな…1人ずつにこっそり言おうとしたけど、こういう時に限ってみんな揃ってるし…)」
どうするか悩んでいたら、なんと後ろに隠していた女の子が前へ飛び出してしまった。
『わーすごい！お家がいっぱい！』
「えっ、ちょ」
「…どういう事かなbroooock」
にっこりと微笑みながら僕にそう質問してくるNakamu。怖いw……やましいことは何もないし、全部話しちゃうか。
「実は___」
僕は教会しかない村を見つけたこと、その村は既に滅んでいてこの子を見つけたこと、この子の父親が死んでいたことなど、全てメンバーに話した。
「それでこの子をうちで育てようかなと思ってるんだけど…ダメ？」
そう言い終えメンバーの顔を見ると、雲行きが悪そうな顔をしていた。やっぱり突然女の子を迎えるのは難しいよね…
「あ！無理だったらいいよ、新しい村を見つけて何とかするから。でも…出来ればこの子の為を僕が守って上げたいから拠点に置かせて欲しいな？」
すると、Nakamuが「ちょっと待ってて」と僕に待ての手を出し、メンバー5人でヒソヒソ話を始めた。
「(どうか優しいメンバーでありますように！)」
そう期待しながらみんなを待っていると、女の子が僕のズボンの裾を引っ張り、話しかけてきた。
『ねえお兄ちゃん、Aやっぱりじゃまかな…？』
「ん？そんな事ないよ」
『じゃまだったら言ってね！Aのわがままでお兄ちゃんたちこまらせちゃダメだから！』
…涙目になりながら必死に僕のことを想って訴えてくる5歳児の女の子とか可愛すぎん？天使じゃん。
「大丈夫だよ。僕は困らないし、あのお兄ちゃん達もきっといいよって言ってくれるよ」
「(多分)」
そう女の子と話していると、Nakamu達が話し合いが終わったみたいで僕達に向かってきた。
「いいよbroooock」
「…えっ、ホント？」
「うん。…ただし、ちゃんとその子の世話はしてね？」
「勿論！」
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作者名：リリルル | 作成日時：2020年1月8日 4時
