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ー数時間後


『はぁ、はぁ、』



その後再開した訓練も終わり、部屋を片付けて汗を拭う。

乱れた息を整えながら、重い扉を押した。




ギィー…





太宰「やぁ。」


『へ、?』



扉を開けると、目の前には人影。

なんで、太宰さんが?





太宰「ちょっと遅くなってさ。今から帰るとこ」


『…そうなんですね、』



嘘だ。太宰さんはこんな遅くまで仕事をしていない。
だって今は深夜の三時だ。…まぁ、私にバレてることなんて知ってると思うけど、一体なんでここに居るんだろう。




太宰「…っていうのは嘘で。少し君に相談を持ちかけたいんだよね。」


『相談…ですか?』


太宰「うん。もし、もしだよ、









…仮に、大切な友人がこの世から消え去ってしまったとする。

__その友人が最期にマフィアをやめろって言ったら、それに従うべきだと思うかい?」








『ッ太宰さん!何もこんな所で言わなくても!誰が聞いてるかわからな__』







トン、


背中には壁の感触。顔の横には私のものでない手。







太宰「__ッ悪い夢を、見るんだよ。最近。」



彼は、私の首筋に顔を埋めながら、弱々しく言葉を紡いだ。




『……私には、貴方の成す事に口を出す権利はないですが。その友人さんは、太宰さんの事を思ってそう仰ったんですよね、なら従ってもいいと思いますよ。…どうするかは太宰さんの気持ち次第ですけどね。』



太宰「………そう。」


『え、太宰さん!?ちょ、どこにっ?』



離れたかと思いきや、突如私の手を取って歩きだした太宰さん。



太宰「どこにって…帰るんだよ。」

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あると(プロフ) - 続きが気になる、、!更新頑張ってください!!! (2022年6月20日 18時) (レス) @page7 id: dd7bcd39b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあ | 作成日時:2019年5月12日 16時

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