短編集【鬼滅の刃】【リクエスト】

宇髄天元【月】※自給自足注意 ページ27

「宇髄さーん。団子こんな感じでいいですか」
「おっ、いいじゃねーか。酒とお茶どっちにする」
「じゃあお酒！おつまみも作りましたよ」

二人は団子とおつまみ、お酒を持ち、浴衣を着て縁側に座っていた。

「たまにはこういうお月見もいいですね」
「基本任務だからな」

二人横に並び、お酒を乾杯する。
愛する人と月見酒、こんなにも幸せなことがある？夢なのかな...

「宇髄さんのお嫁さんって本当にお綺麗ですよね」
「なんだ急に」

私もその中の一人になれたら、と何度思ったことか。
泣きそうなのを我慢して、月を見る。

「星が綺麗ですね」

知っているだろう。
それでも、宇髄さんは優しいから恐らく知らないふりをしてくれる。

「月も綺麗だ」

つい宇髄さんの顔を見てしまう。

「嫌いならわざわざこんな時間に二人で居ねえよ」
「っずるいですよぉぉ」

号泣しながら宇髄さんに抱きついた。
暖かくて、いい香りがして、本当に、いままでの想いが全て溢れてきた。

「うぅぅぅ...」
「泣くなって」

優しく笑う宇髄さん、私も泣きながら微笑んだ。

「好きだA」
「私もですっ！ずっと」



※※※
自給自足です。
・星が〜 貴方は私の想いを知らないでしょうね
・月が〜 愛しています

時透無一郎【主従】→←柱【お願い】※アニメ派の人ネタバレ微注意

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