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斉木side
やれやれ本当に女というのは面倒くさいな。
『駄目だったら言わないだろ。それに今そこにいるのはお前しかいないから、仕方なく。だ』
(これって、もしかして私が泣いてたから気を使ってくれてるの?
くーちゃん優しい!!!!)
「…ふふ笑 ありがと!」
(まったく、ツンデレな友達思いのいい子なんだから…!!)
さっきからなんなんだ。
泣いていたかと思えば、ひねくれだしたり、かと思えばいつもの調子に戻ったり、常人は忙しいな。
『食いたいならさっさとついてこい。』
(うお!?こわ!!!)うるさい。
「は、はい!!」
仲神を連れて家に着くと、ずっと玄関先で停止していた。
(本当に帰り道だったんだ…)
『何突っ立ってる。さっさとあがれ。』
「い、いやー、アニメのまんまだなって…」
『そんなに再現されてるのか…』
僕も見てみたいな。
いや、自分が主人公なんて恥ずかしくて見れないか。
すると奥から「くーちゃん帰ったの〜?」と母が呼ぶ声が聞こえると、仲神は訳の分からないことを口走っていた。
(か、可愛い…!!)
『やめろ。』
なんだか複雑になるから辞めるよう仲神に話してると母さんが玄関まで出迎えてきた。
「あら!?女の子!!」
「は、はじめまして!仲神Aと申します!斉木くんにはいつもお世話になっております!」
(めっちゃいい子!!!)因みに母な。
「あひゅう〜…!くーちゃんに女の子のお友達ができるなんて…!」
(で、でた!!でたよ!!あひゅう〜!!)これ仲神な。
うむ。やっぱり連れてくるんじゃなかった。
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ゆん(プロフ) - Myu.さん» コメント有難うございます!最近は少し遅めになってしまっていますが、まだまだ更新し続けるつもりですので、よろしくお願い致します。 (2019年12月20日 9時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
Myu.(プロフ) - コメント失礼します。占ツク自体久し振りの浮上となり気になる小説を探していた所この作品と出会い、完結していなかった為もしや良くあるお蔵入りパターンかな…と思いきや現在進行形で更新されている作品だと気付きとても嬉しく思いました。頑張ってください。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: a5e761f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sen000さん» 有難うございます。これからも更新頑張らせて頂きます!失礼します。 (2019年12月5日 21時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
sen000(プロフ) - 珍しいトリップ夢で文章も読みやすく、続きが非常に気になる作品です。次の更新も楽しみにしてます! (2019年12月5日 11時) (レス) id: 3519034d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2019年12月3日 15時