パズルの欠片－ only one － (ページ6)

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ゆうside

彰吾「え、何、もうやめたん？」

ゆう『うん、もう疲れた。』

彰吾「ふははっ。よえーな(笑)」

ゆう『ねえ、やめて。』

彰吾「ははっ(笑)」

今日も私を歳下みたいに見てイジってくる彰吾。

ウッドデッキの柵にもたれて後ろの柵の上に両肘置いて…

…カッコいい。

そんな格好して笑顔でこっち見ないでよ…

…ズルい。

好き…。

どんどん好きが大きくなっちゃうじゃん…。

ゆう『ねえ、彰吾。』

彰吾「ん？…何？」

壱馬「………………(何聞くんやろ)」

《 Prrrrrrrrrr 》

ゆう『あ！まいから電話きた！』

壱馬「え、何でゆうに電話くんねん！」

ゆう『もしもーし！うん、うんうん…』

彰吾「ゆうに嫉妬しょーるし(笑)」

壱馬「普通、俺に電話するやん…(小声)」

彰吾「はははっ。ほんまおもろいわ(笑)」

壱馬「うーん…」

彰吾「ん…？」

壱馬「山彰さんはヤキモチとか妬かないんすか？」

彰吾「…え？…俺？…いや、俺はっ…」

ゆう『ねえ、壱馬。まい、少し残業だって。』

彰吾『…っ』

壱馬「なんでゆうに電話すんねん。」

彰吾「ふはっ。壱馬、ゆうに嫉妬しとる(笑)」

ゆう『なんでやねん。』

壱馬「エセやめろや。」

彰吾「まだ拗ねとるわ(笑)」

ヤキモチを妬いて口を尖らせる壱馬がやけに可愛くて、

笑顔で彰吾と目が合った時、

彰吾と出逢った時の事を思い出した。

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