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第26話 ページ27

『天界道……それがお前の名前か』
天「そう、俺っちの名前は六道(りくどう)の一人、天界道。よろしく、そしてさよならだ」
『!』
伊「A!!伏せろ!!」


獣ノ呼吸、参ノ牙…!!


伊「喰い裂きィ!!!」
天「おっと、あぶねぇなぁ」


俺の刀がAの上を通り、てんどんのいた所を切り裂くがよけてやがった。コイツ、速ぇ……!!!!


天「う〜ん、猪頭、お前変な動きをするな〜。面倒だから、お前から喰うか」
伊「………!!」


その目と声で、俺は一瞬強ばった。
それが駄目だった、血飛沫が飛ぶ。


伊「………は」
実「っ、尼宮ァア!!!!!」
『…ガフッ………』


Aが俺を庇って怪我をした。
肩から腰にかけての大きな怪我。


天「あ?なんか増えてねぇ?まあ、いいか。飯増えたと思えば」
実「てめぇが梵字の鬼かァア!!!!!」


風のオッサンが勢いよく斬りかかる。


実「坊主!!!玄弥ァア!!尼宮の手当してろ!!!黄色いのと猪は邪魔だァ!!!引っ込んでろ!!!」
炭「Aさん!!!」
玄「は、はいっ!今止血します!!!」
伊「……ぁ……」
善「伊之助…?おい、伊之助、っ伊之助!!」


紋逸が俺の被り物を取り上げて、
俺の肩を強く掴んできやがった。


伊「てめ、なに」
善「自分のせいとか言い出したら、ただじゃおかないからな!!尼宮さん、そんなっ、そんなこと思ってもらう為にお前助けたんじゃないんだぞ!!わかってるのか!!伊之助!!」


んなこと……


伊「んなこと、わかってんだよ!!弱味噌がァ!!」
炭「うるっさい!!Aさんの傷に響くだろが!!」


権八郎に拳骨を喰らった俺と紋逸は
大人しくAの隣に座る。
俺は強く、Aの手を握りしめた。


玄「……大丈夫だ、伊之助。雪柱様は強い人だから、死んだり……は、しないからさ。きっと大丈夫だ、な?」
伊「………おう」


俺は握りしめたまま、
風のオッサンの動きを見ることにした。

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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時

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