第2話 ページ3
言い合いをしていると、奥から善逸と伊之助が走ってきた。
善「た〜んじろ〜!大丈夫か〜!?俺、死ぬかと思ったけど死ななかったよ〜!!」
伊「うるせぇ!!俺が強ぇからだろうが!!」
善「お前ボロボロじゃん!苦戦してんじゃん!!」
伊「してねぇ、圧勝だ!!」
善「し〜て〜た〜ろ!!ってか、炭治郎、その人、誰……」
ビクッとした善逸は俺の方を勢いよく見て、
俺の隣にいる人を指さす。
炭「俺を助けてくれた人だ!」
『助けてない』
炭「さっきからずっとこれだ!」
善「でしょうね。でもさ、なんとも思ってないよ、この人…」
善逸を見てもすぐ上の空。
なんか、時透くんみたいだなァ。
善「……ていうか待って、助けたってことはこの人、鬼、斬ったの…!?鬼が灰になったってこと!?それ、普通に考えておかしくない…!?!?」
当たり前のことすぎて気づけなかった。
俺は慌ててその人を見る。
確かに刀で斬っていた。
だとしたらその刀は?日輪刀?それとも、鬼の血鬼術なのか…!?
一瞬にして緩んでいた空気がピリつく。
すると鎹鴉が飛んできた。
炭「…俺のじゃ、ない…」
伊「食っていいのか」
善「食べるもんじゃないから……え、じゃあ…誰……の……」
飛んできた鎹鴉は緩やかにその人の腕に止まる。
『休暇してる、仕事してない』
《シテルダロ!!鬼!!斬ッタノ見タゾ!!》
『刀で振ったら当たっただけ』
すごい無理のある言い訳してる!!!!
『焼き鳥にする』
《フザケルナ!!サッサト本拠地二帰ルゾ!!A!!》
Aと呼ばれたその人は
炭「……」
善「うわ」
伊「??」
めちゃくちゃ嫌そうな顔をした。
ん?いや待て?
炭「Aは、鬼殺隊の隊士なのか!?」
着流しを着、刀をさしている。
パッと見はこの時代にそぐわない変わった格好だ。
そんな風に思わせる状態だ。
まさか、鬼殺隊の隊士だったなんて……。
《Aハ隊士ハ隊士デモ、階級ハ柱!雪柱ノAダ!!》
「「ゆ、雪柱ァァァァア!?!?!?」」
伊「なんだ、強ぇのか!」
《当タリ前ダ!!Aハ鬼殺隊最強ダゾ!!》
『強くなんかない』
すっぱりと否定しているのに、
なんでそんな寂しそうな匂いがするんだ?
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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時