第7話 ページ8
実「てめぇが寝てる間に、俺らが鬼斬ってんだから問題ねぇだろォがァ……。だからさっさと寝……ろ………」
コイツをはっ倒して布団に寝かせてやろうと思い触れた、胸板に。
が、それは男の胸板のじゃなかった。
この、柔らかい感触は…。
実「てめっっっ、女か!!」
『男とは言っていない』
細っこい腕、普通の男よりも少し高めの声、幼い面、女々しい名前、気づける所はいくらでもあった。
それなのにきづけなかった、なんでだ…!!
ふと、コイツの動きを思い出した。
話し方や動きだ。
それが男のような雰囲気を出していた、それでだ。
とにかく、謝るべきだな。
実「悪かったなァ……触っちまって……」
『何が悪い?別に問題ない』
は?
実「気にしろ!!お前、女だろうが!!女なら!!自分の体をもっと大事にしやがれ!!」
『女を理由にするな!!!』
さっきまで生気のなかった冷たい声に
嘘のように熱がこもった。
『女だと伝えず何が悪い…!!女であることの何が悪い…!!女だから……女だから、私は刀を握れないのか…!!ふざけるな…!!私は……わた…し、は……』
俺の方に倒れるから慌てて抱きとめれば、
聞こえてきたのは規則正しい寝息。
実「変な時に寝やがって…」
今取り乱した様と
気にしている感じはどう見ても
実「訳あり、か…」
俺は尼宮をそのまま布団に寝かしつけて、
頭を優しく撫でる。
実「めんどくせぇ女だなァ、お前は…」
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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時