第30話 ページ31
まったく困ったものですね。
私が任務だったらどうするつもりだったのでしょう。
まあきっと、そんな事さえ見越していたのでしょうね、貴女は……。
貴女はそう言う人ですから……。
天「あ?」
し「蟲ノ呼吸……
天「がっ……!!」
鬼の喉を突き、毒を流し込む。
天「………なんだ?ただのつ……ぐ………が、ぁ………な、にを、し………」
し「何を?ただ、毒を入れただけですよ」
崩れていく鬼を見て、辺りを見渡す。
怪我人は町にはいなさそうでなによりです。
天「余所見……し、てんじゃ…ねぇよ」
し「!」
コイツ、まだ動くの?
天「血鬼術…!」
血鬼術を使うか…!
天「_____京楽ノ彼方_____」
し「!!…ここは…暗闇、ですか……」
周りはいつの間にか、暗闇の世界になっていた。
いや、暗闇ではない。
自分自身の手が見える、ここは暗闇ではない証拠。
これは、幻覚か何かの類の血鬼術…。
能力は?攻撃性は?効果の範囲は?
何も分からない、動きようがない。
いや、動いては駄目。そんな気がする。
カ「しのぶ」
し「…!!…姉さん…」
目の前には死んだはずの姉・胡蝶カナエがいた。
し「ね、姉」
カ「しのぶ、まだ鬼殺隊なんかにいたの?」
し「…」
カ「鬼殺隊なんかにいないで、普通に暮らしてほしいなって姉さん言ったはずなんだけどな〜」
蟲ノ呼吸、蝶ノ舞
カ「伝わってなか」
し「戯れ」
姉さんを刺し穿つ。
カ「し、のぶ……なん……で……」
し「姉さんは鬼殺隊
倒れるソレの頭を踏みしめ、
頸に刃先を突き立てる。
カ「しのぶ、やめ、て……」
し「黙れ、それ以上姉さんを汚すな」
天「ギャッ…」
すると、闇は晴れていった。
し「……わぁ、無事晴れましたね」
すると、違う方向から鬼が飛んでくる。
し「あらあら」
悲「む、胡蝶か」
鬼と一緒に悲鳴嶼さんにも来る。
悲鳴嶼さんと闘ってたんですね、可哀想に。
天「な、んだ、コイツ……。目が、見えないん、じゃ…」
し「悲鳴嶼さんは確かに盲目ですが、鬼殺隊最強ですよ」
それだけ伝えてとどめを刺す。
悲「尼宮の次にだがな」
し「私はお二人共、強いと思いますよ」
悲「そうか」
し「はい」
刀を収めて笑う。
悲「煉獄と甘露寺に合流するとしようか」
し「ええ、そうしましょう」
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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時