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「でっか…」
お風呂のドアを開けると、目の前には大浴場かと思うほどの大きなお風呂。
これは…なんというか、日本人としてテンション上がる…！
あ、今はフランスとのハーフだったわ。
熱いシャワーが体に染みる。思っていたよりも、体は冷えていたらしい。
そして、恐る恐る湯船に浸かった。
いや、なんか申し訳ないなーとは思うんだけど、こんな大きなお風呂を見て入らないとか拷問か、ってレベルなんだけど。
「うぃ〜……」
おっさんみたいな声を上げ、肩までゆっくりと肩まで浸かる。
……え？ このシーンいらなくねって？
…………それな。
お風呂から出ると、きれいな着物が置いてあった。
しかも、氷水をはったボールに、コーヒー牛乳が入れて置いてあった。
なにこれ完璧すぎか。
っていうか草壁さんが用意したのかな？さっきタオルも持ってきてくれたし。
「んっ、んっ、んっ、……ぷはぁ〜」
いやー、お風呂上がりのコーヒー牛乳最強だわ。
ところで……
雲雀センパイに放り込まれたドアから外を覗くが、人の気配がしない。
「うーん…これからどうしましょうかねー。」
雲雀さんに泊まっていけって言われたし、泊まることは確定してしまったが、どこに行けばいいのか全くわからない。
こんなことならちゃんと道覚えとけばよかったな、と思いつつ、とりあえずこのバカでかい家を探検してみることにした。
……あれ、なにこれフラグですか？
そんな中、雨はより激しく屋根を打ちつけていた。
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作者名：夢うさぎ | 作成日時：2019年5月3日 19時
