乙女の日常

8日目 ページ8

｢神ちゃん！！｣

『もしもーし』

｢神ちゃんっ助けて！｣

『へ？』

｢のんちゃんにが今にも発狂しそうで...｣

『はぁ？二人どこおるんよ...』

｢カフェ｣

『...とりあえず追い出される前に出なさい』

｢ですよねー...｣




神ちゃんに言われた通りに発狂寸前ののんちゃんを引きずりながらカフェを後にする。

もうあのカフェ行けへんな...なんて考えていたら、前から神ちゃんが走ってきた。




｢ここにおったんや。で？のんちゃん大丈夫？｣

｢あかん｣




私の後ろでうーわーいってるのんちゃんをチラリとみた神ちゃん。

はぁと大きなため息をはいて




｢何でこうなったん？｣




かくかく然々...カフェであった出来事を一通り説明する。




｢なるほど...流星さんか｣

｢え？流星さんが原因なん？｣

｢まぁ、しげはなんも悪くないし気にせんでええよ。焼き肉行こっか。私給料日やから奢ったげるよ｣





太っ腹神ちゃんのその一声を聞いて、後ろで一人騒いでたのんちゃんが今度は




｢ありがとうございまーす♪｣




なんて調子エエこというとる。

私もそんな神ちゃんの言葉に甘えてありがとう〜なんて言ってるから、のんちゃんと変わらへんのやけどな 笑



ー焼肉屋ー

｢神ちゃんはその流星ってやつ知ってたんやろ！？｣

｢知ってたよ〜はいしげお肉｣

｢どんなやつ！？危ない？危なくない？｣

｢コーヒー断る人。はい、しげ野菜も食べなあかんよ。のんちゃんも｣

｢コーヒー断るってなに！？｣




テーブルをはさんで繰り広げられる二人の会話。

噛み合ってんだか噛み合ってないのだか。




｢ふはっ｣

｢しげ〜笑ってる場合ちゃうよぉ( ；∀；)流星ってやつはどんな人なん？｣




神ちゃんからもらった野菜ももしゃもしゃしながら困り顔ののんちゃん。

ウサギみたい。

じゃなくて、流星さんかぁ...

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