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「あー、眠くてたまらないよぉ！」
「働け！」
「ヤダ！」
「即答をするな！ だからお前はいつも……！」
「そんなに怒らないでよぉ」
不動と美影は仕事についての言い争いをしている。
いつものように。
「あー、黒江の姐さん。君の教え子ちゃんはどうだい？」
「進展無しかねぇ、それより美影ちゃん。酒持ってきて」
「飲み過ぎは百害あって一利無しですよ？
此れでおしまいにしてください」
「気分が上がれば利はあることになるさァね！
やっぱり美影ちゃんは可愛いねぇ！」
「黒江の姐さんも負けず劣らず」
ふわりと微笑んでから、スッ、と立ち上がり、冷蔵庫から酒を持ってきた。
そのあと、東雲に声をかけた。
「涼葉ちゃん、市役所前の防犯カメラのハッキング頼まれてくれるかい？」
「お安いご用です！」
東雲は美影の頼みごとに電子空間から返事をして、
早速仕事に取りかかり、防犯カメラのハッキングを始めた。
「でも何で市役所ですかねー」
「ふふ、私の勘だよ！」
此れでもかと言わんばかりのドヤ顔。
山吹は、そうですかー、とだけ言った。
「さて、私は廣瀬くんの家に行ってきまーす」
「おー？ 珍しいですねー、美影ちゃんが真面目に取りかかるなんてー！」
「探偵社のメリットを考えたまでだよ」
「いってらっしゃーい、ナンパされないようにねー」
山吹は美影が仕事に取りかかるのを珍しく思い、からかいついでに、
会話をした。
美影は黒い外套を羽織って探偵社の階段を下りた。
・
・
・
「此処かな？」
美影は廣瀬の家に着くなり、
防犯カメラが向かい側についているのを見つけた。
「後でハッキングか貰うかしよーっと。お邪魔しまーす」
ハンカチを使ってドアノブを捻った。
極力証拠を乱さないように歩みを進める。写真を撮りながら。
(争った痕跡は少しあり、カーペットは水浸し)
美影は屈んで床を見た。
(血液の飛沫から鈍器で殴られたことは確定かな)
証拠と部屋の隅々までをくまなく写真に残し、廣瀬の家から出た。
防犯カメラの所有者にデータを貰えるか掛け合った。
「くれないならハッキングしますよ？」
「わ、判ったわよ！ あげりゃあいいんでしょ！？」
「流石！ 話の判ってくれる美人さん！」
データを貰って探偵社に帰った。
途中で逆さ吊りになろうか考えたが時間が無いため諦めた。
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ラハル - アノさん» ありがとうございます！他の作者様の素敵な文に負けがちですが精一杯やらせていただきますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月5日 22時) (
レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - アノさん» お褒めに頂き光栄です(*´∀｀) 更新遅れてますが頑張りますね(^o^ゞ (2017年2月24日 20時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
アノ - 凄く楽しく見せてもらっています！凄くこの作品好きなので更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年2月24日 20時) (レス) id: 09388b2c82 (このIDを非表示/違反報告)
ラ八ル(プロフ) - 花園イリアさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！これからも頑張るので宜しくお願いします！！ (2016年11月25日 22時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 花園イリアさん» 有難う御座います！ ご期待に添えるように頑張りますね(*´ω｀*) (2016年11月22日 9時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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