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そう言うと、美影はその場で二挺の拳銃を抜き、五人の男の真上まで跳躍してその内三人の片足を撃ち抜いた。

不動も自分の拳銃を抜き、二人の片足を撃ち抜く。
それでも尚立っていられる五人の内、一人の男の顎を不動は蹴り、もう一人を不動は横から顔を思いきり蹴って壁に頭をぶつけ昏倒した。

美影は落下しながら男の後頭部を押さえて顔に膝蹴りをお見舞いし、倒れる男の頭に手を置いて隣の男の頭を蹴る。蹴った勢いを利用してもう一人の男の頭に手を置き、身体を捻る。すると男の首は、ゴキリ、と不穏な音を立てて足から崩れた。


「ざっとこんなもんかな」

「だな」


二人は倒れている男を跨いで通った。
目指すは廣瀬が拘束されている部屋だ
すると、東雲から無線が入った。とても切迫詰まっている声だ。


『大変なのです!
廣瀬君が繋がれたところの監視カメラの映像が途切れました!』

「本当か!?」

『はい、恐らく廣瀬君の異能だと』

「今 異能を使ったら亜力に返還されて元も子もないよ?」


美影がそう言うと、直ぐにサイレンが鳴り響いた。
ロビーで何かあったのだろうか。

内容は全く別のモノだった。


『深刻なエラーが発生しました。深刻なエラーが発生しました。亜力制御システム本体の温度が異常に上昇しています。耐久可能温度を突破。システムを緊急停止します』

「耐久可能温度…。システムの緊急停止…。廣瀬君の異能は炎……」


美影は突然腹を抱えて笑い出した。
ふー、と息を吐いてこう言った。


「廣瀬君のお陰で異能が使えるようになった。
参ったねぇ、私がなんとかしようと思っていたのにぃ…」


まあ、いいや!
大声でそう言った。


「さーて、本気で奪還しますか!」

「貴様…、本気で奪還するつもり無かったのか!!」

「……別に?」

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ラハル - アノさん» ありがとうございます!他の作者様の素敵な文に負けがちですが精一杯やらせていただきますのでよろしくお願いします!! (2017年3月5日 22時) (レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - アノさん» お褒めに頂き光栄です(*´∀`) 更新遅れてますが頑張りますね(^o^ゞ (2017年2月24日 20時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
アノ - 凄く楽しく見せてもらっています!凄くこの作品好きなので更新頑張って下さい!応援しています! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 09388b2c82 (このIDを非表示/違反報告)
ラ八ル(プロフ) - 花園イリアさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!これからも頑張るので宜しくお願いします!! (2016年11月25日 22時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 花園イリアさん» 有難う御座います! ご期待に添えるように頑張りますね(*´ω`*) (2016年11月22日 9時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神羅 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月5日 18時

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