地獄先生ぬ〜べ〜＊転校生のあの子は陰陽師!?＊

Act,47 ページ49

嫌な予感を感じた夜が明け、朝がやって来た。
いつものように学校に向かう。
と、今まで気付かなかったが赤ジャージの教師がいる。
生徒達にはことごとくスルーされている。


？「おはよー！おは……挨拶してくれても……。」

あ「おはようございます、先生。」

？「!!」


通りすぎる時に小声で呟いた挨拶。
それに嬉しかったのか、背後で大きな声で挨拶を返していた。


あ「(元気だなーーー……。(汗＆苦笑))」


あの赤ジャージの教師が未だに印象強く残る中、教室に近付くにつれて騒ぐ声が大きくなる。


あ「おはよー……？」

ま「大変だよ、A!!ツイッター見た!!?」

あ「ツイッター？何それ？」

ま「コレだよ、コレ！」


まことがAを慌てて自分の席に連れていく。
そこには法子、郷子、広とメンバーが揃っている。


あ「な、何？何なの？」

法「本当に大変なんだって！コレ！」

あ「どれど…………!!?」


《転校生のA、実はユーレイと会話する電波ちゃん!!?》

と書かれた内容と、半透明の四神達と楽しそうに会話するAの写真が……。


あ「何コレ!!?」


他を調べてみたらタオルがないと眠れないや、サボテンと会話や、物真似や……鵺野は恥ずかしい動画だった。


あ「信じられない……こんな、こんな形……!!」


クラスの皆は混乱していたり、Aを疑う目で見ている。


郷「ちょっと皆！Aをそんな目で見ないで！」


秘密を知る四人だから、今のAの気持ちが分かる。


あ「この…発信源は…？」

広「……美樹だよ。あいつ……自分が注目されたいからって、許せねぇ！」


Aの脳裏に鵺野や玉藻の写真を撮りまくったり、自分にも写真をせがんだ美樹の姿を思い出す。
そして……ある妖怪も。


あ「(まさか……よね？)」


恐怖心に耐えながら、Aは鵺野が早く教室に来る事を願っていた。

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