地獄先生ぬ〜べ〜＊転校生のあの子は陰陽師!?＊

Act,32@まことside ページ34

Aちゃんの声は、恐怖で震えてたんだと思う。
退魔の弓矢と呼んでた弓矢を握り締めて、広君達の顔を見れてない。
……僕には、彼女やぬ〜べ〜の辛さが分からない。
それが、ちょっと悔しい。


あ「だって、私もぬ〜べ〜も、この力を見られたら気味悪がられるのは気付いてた。ぬ〜べ〜は鬼の手、私には陰陽師という力、式神。」

青「主……。」

郷「Aちゃん…………。」

広「近衛…………。」


僕は何も言えなかった。
でも、感じるものはある。
Aちゃんは信じたいのかも、「２人の反応」を。


あ「昔からそうだった……。私が陰陽師と知ると、妖怪を前にすると、皆は離れていった。だから、私は……学校が嫌い。」

郷「ごめんね、Aちゃん！」


と、郷子ちゃんがAちゃんを抱き締めてた。
Aちゃんは驚いてるみたい。
……うん、もしかしたら、このクラスならAの学校嫌いを変えてくれるかも。
だから、僕も貢献しよう。


ま「大丈夫だよ、Aちゃん。」

あ「まこと君……。」

広「俺達は、絶対にお前を嫌わないから！」

ま「勿論、法子ちゃんだって同じだよ。」


そう言えば、Aちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
元気になったみたい……良かった。


郷「ぬ〜べ〜が帰ってきたら、作り直そ？Aちゃん初の文化祭の為に！」


その時の、Aちゃんの嬉しそうに、泣きながら、花が咲いたように頷く姿を僕は忘れない。
……ぬ〜べ〜、勿体ないね、Aちゃんの可愛い姿を見逃しちゃったし。


＊＊＊＊＊＊
ななな何と！ランキング300位ありがとうございます！
あ「(単純……。)ここまで読んでくれて、ありがとうございます。これからも妖怪退治頑張りますよ！」
まあ、Aさんは妖怪退治以外も頑張ってもらいますけどね。では、次回をお楽しみに！

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