第332話 ページ38
"実力大会"も終わり、日常がまた始まった頃。
「オスマンさん伝に手紙をくれれば、すぐに私達の所へ届くからっ。」
「はいっ･･･！」
『私も、手紙はいつでも出してね。』
「分かりましたっ･･･！」
Aはソーラ・あちゃみ・クミ・イナリと、夏期休暇前に手紙のやり取りの約束をしていた。
夏期休暇前最後の授業終わりだからか、周りは皆「故郷に帰る」とか「お土産待ってるね！」とか、夏期休暇の楽しみで溢れている。
「Aーっ、行くで！」
「！はいっ･･･。
皆さん、休暇中に会えたらお会いしましょうっ･･･！」
「ええっ。」
「ん。」
「会おうね！！」
『身体大切にね。』
Aは女子会4人に手を振って、自分を呼んでくれたチーノとショッピの所へ行く。
「ちゃんと話せたみたいやな？」
「はいっ･･･。お手紙沢山書きますっ･･･。」
「くあーっ･･･
準備しないとアカンなぁ･･･メンドイ･･･。」
ショッピは眠そうに欠伸をして、後頭部を少し掻きながら呟いた。
「ショッピさん･･･準備終わったのでは･･･？」
「まー･･･そうなんやけど･･･。
武器の調整しとかな、国帰ったらどうせ訓練入るねん。」
「あ･･･。
ショッピさんとチーノさん、副隊長さんでしたもんね･･･？」
「そ！俺はコネシマさんの近距離第二部隊の副隊長で･･･
ショッピは遠距離第一部隊の副隊長！」
「副隊長さんもお仕事が多いんですか･･･？」
「「隊長が仕事しない。」」
「(声が揃っていらっしゃる･･･)」
真顔で言うチーノとショッピを見て、Aは二入から疲労の様子が窺えた。
「隊長がやってへん書類とか、俺等に回ってくるねんな･･･。」
「トントンに回る事が多いけど･･･
俺等にも回ってくるからなぁ･･･。」
「帰りたいけど帰りたくない･･･。」
「･･･私が、お手伝い出来ればいいんですけど･･･。」
「･･･あ！今年は大丈夫とちゃう？ショッピ。」
「･･･あーあ、ナルホド。」
チーノとショッピが表情を明るくして、Aを見て言った。
二人の話の意味が分からず、Aは首を傾げる。
「Aがおれば大先生は働くかもなーっ。」
「コネシマさんはどうやろな･･･
まあ大先生は働くやろうけど･･･。」
「鬱さんへの対応が雑では･･･？」
「「いつも通りやで？」」
「(本気だ･･･)」
3人は夏期休暇を想像して話しながら、一緒に家へと帰った。
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眼目夢子(プロフ) - あっちさん» コメントありがとうございます！まだまだ続きますので、よろしくお願い致します！ (2021年11月18日 22時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あっち - 神作品ありがとうございます！とっても！面白かったです！ (2021年11月18日 21時) (レス) @page39 id: 3049e8ef9f (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - Ａさん» コメントありがとうございます！自分では面白いのが分からないので、とても嬉しいですっ！！これからも続くのでよろしくお願いします！！ (2021年11月12日 17時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
Ａ(プロフ) - １の方から読ませて貰いました！物語の一つ一つが面白くて、とても好みです！コメント失礼しました！！！ (2021年11月12日 17時) (レス) @page6 id: 7f7dc14b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年11月11日 4時
