第295話 ページ1
『勝者！シャオロンー！！』
チーノ・A・ショッピ・オスマン・ひとらんがコロシアムの観客席に行くと、丁度個人戦の第2試合が終わった所だった。
「え、シャオさん勝っとる。」
「ホンマや！やっぱ動きまくったんかー･･･！」
ショッピとチーノがそう言いながら、下の方のフィールドを見る。
Aも気になって、フィールドを見下ろす。
フィールドの中央には、息を切らして肩を上下にしていて、シャベルを持っているシャオロンが立っている。
その下にはバステンが仰向けで倒れていて、苦笑いをして息を切らしている。
「ハアッ･･･！ハアッ･･･！！」
「シャオロン、さんっ･･･やっぱり、強いですねぇっ･･･！」
「バステンさん、情報量エグいねんっ･･･！
俺、軍人で良かったわ･･･！！」
「ハハハッ･･･！！
外交官でも鍛えてるんですけどねー･･･！！」
シャオロンが手を差し出すと、バステンはその手を取って、立ち上がる。
「頑張ってくださいね！近距離部隊隊長さん！」
「おう！ありがとなバステンさん！！」
両者は固い握手を交わして、笑い合った。
その光景に、観客席からは歓声と拍手が湧き上がった。
「次はレウさん対大先生めう〜。」
オスマンは空いている席に座りながら、露店で買ったクッキーを食べて呟く。
「ショッピどっち応援する？俺レウさん！！」
「俺も。」
「えっ･･･う、鬱さんを応援しないんですか･･･？」
「「あの人がレウさんに勝てる訳ないわ。」」
「えぇっ･･･？」
笑顔で声を揃えて言うチーノとショッピに、Aは戸惑っている。
「まあレウさん強いからね。
ロボロと同じ情報管理長なんだけど、
らっだぁさん達戦闘系のクエスト沢山行くから･･･。
大先生よりは戦闘系行くから、差がねぇ･･･。」
Aに話してくれているひとらんは、何処か遠い目をしていた。
『さあ！次は第3試合！！
最初に現れたのは＿ 【運営】レウクラウド！！
対戦相手は＿！！ 【wrwrd】鬱ー！！』
司会がそう言えば、フィールドの中央でレウと鬱が向かい合って立ち止まる。
観客席からは歓声が上がり、黄色い歓声も上がっている。
「鬱さーん！頑張ってー！！」
「キャーッ！レウさーんっ！！」
観客席からそう声がかかれば、フィールドに立つ2人は観客席へ手を振る。
鬱はヘラッと笑いながら、慣れた様に。
レウは照れた様に、少しぎこちなく。
それだけでも観客席は盛り上がった。
「(お二人共凄いなぁ･･･)」
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眼目夢子(プロフ) - あっちさん» コメントありがとうございます！まだまだ続きますので、よろしくお願い致します！ (2021年11月18日 22時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
あっち - 神作品ありがとうございます！とっても！面白かったです！ (2021年11月18日 21時) (レス) @page39 id: 3049e8ef9f (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - Ａさん» コメントありがとうございます！自分では面白いのが分からないので、とても嬉しいですっ！！これからも続くのでよろしくお願いします！！ (2021年11月12日 17時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
Ａ(プロフ) - １の方から読ませて貰いました！物語の一つ一つが面白くて、とても好みです！コメント失礼しました！！！ (2021年11月12日 17時) (レス) @page6 id: 7f7dc14b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年11月11日 4時
