【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語6【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 (ページ44)

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第289話ページ44

「出番まで煙草でも吸って来るかなー。」
「俺も行くわ。」
「ちょ、俺も連れてってくださいよー！」
「俺も吸って来よう･･･。」
鬱・コネシマ・チーノ・ショッピが、それぞれ煙草を持って控え室を出て行った。
「おらシャオロン。お前試合最初ら辺やろ。準備運動でもして来い。」
「あーもー！ぶん回して来る！！」
「物壊すなよー。」
シャオロンは諦めがついたのか、Aをやっと放した。
そして愛用のシャベルを持って、控え室から出て行った。

「さーて･･･出番までゆっくり出来るなぁ。」
トントンは伸びをして、控え室の椅子に腰掛けた。
「A。オスマンと一緒に露店見に行くんだけど一緒に行かない？」
「！行きたいですっ･･･！」
Aが嬉しそうに答えると、ひとらんは嬉しそうに微笑んだ。
「ロボロとゾムはどうする？」
ひとらんはAから、椅子に座っているロボロとゾムに声をかける。
「俺は1回行ったからええわ。」
「俺も。初戦最初ら辺やし。」
「そか。トントンとグルッペンは？」
「休んどくー。」
「初戦の為にも大人しくしておく。」
「はーいっ。」

ひとらんが他メンバーを誘っている間に、オスマンは嬉しそうにAとひとらんの元へ来た。
「Aちゃんが試合行ったら、俺等全力で応援するなっ。」
「お、お願いしますっ･･･。」
「んふふっ。
　俺やらんらんが試合の時は応援したってな？」
「勿論ですっ･･･！」
Aがハッキリと答えると、オスマンはまた嬉しそうに笑った。
「マンちゃん、A。
　俺等で行こっか、露店見に。」
「はーいっ。」
「分かりましたっ･･･！」
ひとらんに言われて、オスマン・A・ひとらんの3人は控え室を出た。

「･･･グルッペン。初戦から飛ばすなよ？」
トントンは飲み物を飲みながら、お菓子をつまんでいるグルッペンに声をかける。
「きょー氏が相手だからな。
　トントンが相手だと思った方が戦いやすい。」
「俺きょーさん応援するからな。」
「何でやねん。」
「同じ豚仲間やからに決まっとるやろ。
　後純粋にお前と戦うとその後の試合出れへんくなる。」
「最後まで残るやろうから楽しみやなーっ。」
「Aと対戦して圧勝されてしまえ。」
「俺に冷たくないか･･･？」
「いつもの事やろ。」
「ええぇ･･･。」
　トントンとグルッペンの会話を聞いていたゾムとロボロは、笑いを堪えながら会話を聞いていた。
「(･･･きっと、観戦組は賭けでもやっとるんやろうなぁ･･･)」