【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語6【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 (ページ4)

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第249話ページ4

「ま、個人戦はいいとして･･･
　チーム戦どうします？またドリームチーム組みますっ？」
ぺいんとは少し興奮気味に、ともとグルッペンに訊ねた。
「去年はぺんちゃん、ロボロさんと組んだよね？」
「そう！チーム『兄弟』！！」
ともに訊かれて、ぺいんとは胸を張って答えた。
「後、僕とゾムさんと"緑くん"でチーム『クリームソーダ』だね。
　楽しかったなぁ、三人で戦闘するの！」
「女性陣でのチームも、最後辺りまで勝ち残っていたな･･･。」
ともとグルッペンは昨年までの事を思い出して、笑みを浮かべている。

「Cランクで組みません！？それなら数の暴力でワンチャン･･･！」
『多分ゾムさんクミさんトラゾーが出て来たら、一瞬の気が･･･』
「攻撃重視の三銃士だあ･･･。」
「魔法云々の話じゃなくなってるねっ。」
チーノの提案にイナリがそう言い、よっぴ～が遠い目をし、アイクは苦笑いをした。
「リーダー同士で組んで欲しい気はする･･･。」
「クロノアさん？本来のリーダー貴方ですからね！？」
「あはは～。ぺいんとがやってくれるから、いいかな～って。」
しにがみにツッコまれて、クロノアは呑気に笑っている。
「そうじゃん！ちょ、クロノアさん席チェンジ！リーダーかたまって！！」
「あー、バレた。」
ぺいんとに言われてクロノアは、ともとグルッペンが座っている傍に座った。
「クロノアさんはどうしたいですか？」
ともは隣に座ったクロノアに、首を傾げて訊ねる。

「そうですね･･･もし見に来てくれる人の事も考えるなら･･･
　ドリームチームはいいと思いますよ。
　昨年好評だったみたいですし、先生方からの評価も良かったし。
　問題はどう組むかと･･･」
そこまで言うと、クロノアはチラッとAを見てから、小声でともとグルッペンにまた話す。
「Aさんの戦闘能力によります。
　グルッペンさん、クエスト等でのAさんの戦績評価は？」
「･･･正直、ゾムに匹敵する。」
「わあ･･･。」
グルッペンの話を聞いて、ともは目を丸くさせる。
「では、Aさんを各チームに1回は入れてみませんか？
　勿論連戦はさせず、彼女の意志を尊重してでの提案ですが。」
「･･･Aがやる気なら、各チームに入れると？」
「ええ。これは公平性を保ちたいならの話ですけど･･･。」
「あ･･･そう言う事ですか？
　AさんのランクはDだけど、戦闘能力はゾムさん並。
　だから何処のチームに入ってもランク的には問題ないから･･･。」