【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語6【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 (ページ1)

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第246話ページ1

学力テストの結果が分かったその日、A達はロボロに呼ばれて大食堂へと歩いた。
「あ！皆さんお疲れ様です！！」
「って、大先生どうしたんですか！？ボロボロですよ！？？」
「あ、気にしないでくださいぺいんと兄さん。いつもの内ゲバなんでぇ。」
驚いているぺいんとの目には、シャオロンとコネシマによってたんこぶだらけになっている鬱が映っている。
「とりあえずバイキングなんで、食べたい物持って来てから話し始めますか。」
「うむ。そうしよう。」
ともの提案に賛成し、グルッペンは仲間に目線を送った。
【wrwrd】も他の人達もバイキングへ行き、それぞれ必要分の料理を取って席に着いた。
「ゾムさんめちゃくちゃ取りますね！俺ももう少しとーろおっ。」
『トラゾー残したら駄目だよ･･･？』
「分かってますってイナリさん！」
「ゾム！！話し合いするんやから自分で食う分だけにせえ！！」
「ちぇー。」
「「「(助かった･･･。)」」」

　全員が席に着き、食事会が始まった。
結果が分かって落ち着いたのか、皆美味しそうに料理を食べていく。
しばらく食べ進めて、本来の目的の"話し合い"が始まった。
「さて･･･そろそろ"実技大会"があるのだが。」
「チーム分けどうしましょうね･･･バランス取らないとですよね。」
「ぴくとさんやらっだぁさん達にも話しておかないと･･･。」
各チームのリーダーを中心に、話を進める様子だ。
「あの･･･Aさんが分からないと思うから、先に説明をしてあげても？」
ソーラが手を挙げて、リーダー達に話しかける。
「あ、そっか。Aさん初めてだもんね？」
ともに訊かれて、Aは頷いた。

「"実技大会"ではね、個人戦とチーム戦があるの。
　個人戦もチーム戦もあって、参加はその人の自由なのっ。
　私は参加したりしなかったりかしらっ。
　どちらかと言うと怪我した人の治療してるわ。」
ソーラはAの向かいの席で、優しい笑顔で説明をしてくれる。
「参加自由なんですね･･･？」
「戦闘が苦手な人もいるからなの。
　普段から戦闘系のクエストをしてる人は大体参加するかしら。
　私達は殆どの人が参加するわねっ。
　【wrwrd】の人達は全員、でしたっけ？」
ソーラが訊ねると、【wrwrd】の面々は照れくさそうに頭を掻いている。
「え･･･でも、しんぺい神さんや兄さんは･･･？」
普段戦闘する姿を見た事がないしんぺい神や兄さんも参加するのかと、Aは目を見開いて訊ねる。