【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語3【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 (ページ31)

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第126話ページ31

共にAランクであるぴくととらっだぁの登場に、新入生達はざわつく。
教師はこう言った状況に慣れているのか、A以外の生徒達を落ち着かせて3人に近寄らせない様にし始める。
「【赤髪海賊団】さんと【日常組】さんにはもう挨拶出来てたんでしょ？
　俺もらっでぃもクエストとかで忙しくて学園来れてなくてやっと来れたのよ。」
「二人して『仲間外れにされた』って言って慰め合ったもんね。」
「らっでぃが言うとやらしい。」
「なんでぇ？？」

「･･･えと･･･挨拶、遅れて･･･すみません･･･Aと、言います･･･。」
「あ、わざわざどうもどうも。」
「アザスアザス。」
Aが頭を下げて挨拶をすると、ぴくともらっだぁも頭を下げてくれた。
「ホント、闇魔法仲間増えてくれて嬉しいわ。珍しいからだーれとも被らないの。」
「らっでぃ陰キャの中の陰キャだから･･･。」
「ぴくさん今日煽りスキル完ストしてるね？？」
「･･･らっだぁ、さんも･･･闇魔法が･･･？」
Aが訊ねると、二人がAの方に向いてくれる。
「ん、そうだよ。俺得意魔法が闇魔法なんだ。」
「因みに俺は形勢魔法。今ナイフを防いだコレみたいに物を作り出せるんだ。」
そう言ったぴくとの手には、小さい鉄板が握られていた。
「てか、戦闘力高いから逃げるのも速いかと思ってたら違う感じ？
　ボーッとしてたからナイフ避けれそうになかったの？
　腕でナイフブッ刺さってから取ろうとしてなかった？？」
「･･･ボーッと、してたので･･･助かりました･･･。」
「あら素直。ホントに【wrwrd】さんの所に加入したの？？」
「"レウさん""きょーさん"辺りが可愛がりそうな素直さ･･･。」
ぴくととらっだぁが此方を見てそう言う意味が分からず、Aは首を傾げる。

「コネシマさんに頼んで【ぴくとはうす】に入れて貰おうかな･･･。」
「うちも欲しい･･･大先生に頼んだらOKくれないかな･･･。」
「？あの･･･グループは、固定なのでは･･･？」
Aが訊ねると、二人は首を横に振った。
「要は二人以上であればどう組もうと申請すればいいんだよね。
　ぴくさんとコネシマさんの【ぴくとはうす】がいい例。」
「名前は何でもいいし、解散も自由なんだよね～。」
「と、言う事で。」
「っ･･･？」
Aは突然らっだぁに、両肩に手を置かれて目を丸くして少しビクつく。
「【運営】にも入ってくださ」

　「ブーーーーーンッ！！！」

　ゾムの声と共に、らっだぁが後ろへと吹き飛ばされた。