【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語3【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 (ページ26)

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第121話ページ26

ゆっくりと話をしていたA達は、結局昼休みまで図書室にいた。
「･･･2時間･･･休んで、しまった･･･。」
「大丈夫ですよ。Aさんは優秀なので先生も大目に見てくださいますよ。」
「優秀では、ないです･･･。」
そう言い返したAに、エーミールはクスクスと笑った。
「昼食、食べに行きましょうか。」
「はいっ･･･。」
「お腹空いたなー。」
「ロボロ飯奢って。」
「お前はクエスト行って稼げ！」

○●○●○

　大食堂に来た4人は、それぞれ食べたい物を買って席に座った。
エーミール・A・鬱・ロボロの順で並んで座って、昼食を食べ始める。
「エミさん午後からどうするん？」
「そうですね･･･午前はずっと図書室にいたので、少し出歩こうとは思ってますよ。」
「Aは？」
「私、は･･･【実技学】が、あります･･･。」
「"見定め授業"終わったし、色々な魔法使いましょの授業やな。」
Aの話を聞いて、鬱はご飯を食べながらそう言った。
「色んな、魔法･･･。」
「そ。初めは俺やシッマみたいな自然に関する魔法を使ったりするんやけど･･･
　授業が進めば、引っ越しの時に使った転移魔法も使ってみる事なるんや。」
鬱の話を聞きながらご飯を食べるAは、何処かワクワクしている。

「あ、エーミールさん、鬱さん、ロボロさん、Aさんっ。」
「！バステンさん。」
　エーミールが顔を上げると、向かいの席にバステンとともが座った。
「チッス。」
「どうもぉ。」
「こんにちはっ。」
鬱とロボロが挨拶をすると、バステンとともは笑顔で会釈した。
「こ、んにちは･･･バステン、さん･･･ともさん･･･。」
「こんにちは！Aさん。」
Aも挨拶をすると、バステンとともは笑顔で挨拶を返してくれた。

「何のお話をされてたんですか？」
「Aちゃんが次【実技学】らしくて、
　2回目の授業は色んな魔法使うよってのを教えてたんすよ。」
「成程！」
「懐かしいなぁ。ソーラが植物魔法強く使いすぎて、辺り一面花畑になったなぁ･･･。」
「そう言えばそんな話もありましたね。」
最後の方を遠い目をして話すともに、バステンはクスクスと笑いながら言う。
「ソーラ、さんは･･･治癒魔法が、得意魔法では･･･？」
「そうなんだけどね、植物魔法も結構得意なんだよ。」
「watoさんがやらかしても、ソーラさんが植物で全部水を吸い尽くすってのもありましたね！」
「逆にソーラがやらかしたら、クミとかがスパスパ切ったりね。」