第57話 ページ9
Aに声をかけたのは、元からゾム達の知り合いであるむつーだった。
「えー！むっちゃ久しぶりっすね師匠っ！
全然会われへんからどうしたんかと思ってたんすよー！？」
「ごめんねシャオさんっ。
ちょっと仕事が立て込んでてさ〜」
シャオロンは嬉しそうに話し、むつーも嬉しそうに話をしている。
「･･･お知り合い、だったんですね？」
Aがそう訊くと、ゾムとチーノが答えてくれる。
「前にシャオロンと大先生が助けて貰ったみたいでな？」
「それ以来俺等も仲良うして貰っとるんよっ。
むっちゃええ人やで！」
「相談乗ったりしてくれとるからなぁ」
ゾムもチーノも笑顔でそう話すので、Aは安心してむつーを見る。
「しんぺいさんからは、
人間の女の子を育てていると言う話は聞いていたんですよね〜。
いやぁ、会えて良かった良かった」
むつーは笑顔で、Aに向けてそう言った。
「えっと･･･
しんぺい様の護衛を務めております、
守宮Aと申します。
よろしくお願い致します、むつー様」
「此方こそ、よろしくお願いします」
Aが頭を下げると、むつーもペコッと頭を下げた。
「そう言えばむつーさん。
何で此処におるんです？
しかもAちゃんに依頼をしたいって･･･」
「ああ、そうだったそうだった」
チーノに言われて、むつーは4人に、掲示板から外した紙を見せる。
「実は厄介なのに絡まれててねぇ。
その厄介なのを退治して貰いたいんですよね」
むつーがそう言いながら見せている紙を、A達はジーッと見る。
「犬の様なものの退治･･･？」
「悪霊となった、特殊な獣の様なもの。
何故か標的にされてしまって･･･
神様関係なしに追い回されるから流石に困っててね」
むつーは困った様に笑いながら、事情を説明した。
「･･･分かりました。
皆さんのお知り合いからの依頼であれば、
お受け致します」
「！ありがとうっ。
やっと悩みの種が減るよっ」
Aが了承してくれたので、むつーはホッと胸を撫で下ろす。
「じゃあ、早速外に出ようか！
外に出てから説明するねっ」
「「「はーいっ！」」」
「了解致しました」
むつーは4人の返事を聞いてから、先導して本部の外へ向かった。
「(･･･何でむつーさんは、
“猟犬”に狙われたんや･･･？)」
シャオロンはむつーとAの後を追いながら、ゾムとチーノと並んで歩きながら首を傾げた。
『＿＿さんっ』
『＿＿＿さんっ！』
「(っ･･･？また、変なの映った･･･)」
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
