第97話 ページ49
Aが謎の襲撃を受けて数日後＿＿＿
Aはしんぺいと共に、【wrwrd】の洋館を訪れた。
「Aちゃーんっ！」
「わあっ･･･！
ち、チーノさん。
何だか久しぶりに感じますねっ」
「うん！久しぶりっ！」
Aは出迎えてくれたチーノに抱きつかれながら、笑顔でチーノと話をする。
「聞いて聞いてっ。
Aちゃんの為にエミさんがお菓子用意してくれとんねんっ！
一緒に食べに行こうっ！
ショッピも待っとるからっ」
「ちょ、チーノさん待っ･･･！？」
Aが止める前に、チーノはAの手を引いて奥へと行ってしまった。
「･･･元気だねぇ･･･」
「チーノはコネシマに続く位元気やからねぇ」
しんぺいはチーノとAを見送りながら、嬉しそうに微笑んだ。
チーノと同じく出迎えに来た兄さんがそう言いながら、少しズレたストールを直す。
「しかしAも大変やなぁ･･･。
悪霊に好かれるだけじゃなく、
変な輩にも狙われ始めたとか。」
「だからねぇ･･･此処にしばらくいようと思って」
兄さんにそう言ったしんぺいの足元には、二人分の荷物が置かれている。
「グルッペンの許可も取れたし。
僕の部屋の整理して、
Aちゃんとしばらくいる事にするよ」
「まあ、安全っちゃぁ安全やしな。
次期魔王のグルッペンがおる事やし」
「そうだねっ」
兄さんとしんぺいは話を一区切りにして、荷物を2階のしんぺいの部屋へと運び始めた。
「前まで神社に籠りっぱなしやったのに･･･
今更洋館に来る気になったきっかけって･･･」
「Aちゃんを少しでも確実に守れるからね？
お察しの通りっ」
「シャオロンの態度も少し変わったけど、
それに関する事は？」
「･･･ううん。
シャオロンにとって何か変わるきっかけになっただけじゃない？」
「・・・そうか」
兄さんとしんぺいは荷物を運び終わり、その後オスマンやひとらんと共に彼らだけで久しぶりにお茶会をしていた。
「(ホンマに何も知らんのか･･･？
前よりシャオロン、
ぺ神の所に行っとる気がするねんけど･･･)」
「(兄さん多分、
違和感に気付いてるんだろうなぁ･･･
悪いけれど、兄さんも思い出すまでは･･･
何も教えてあげれないなぁ)」
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
