第87話 ページ39
「アイクさんがなんか、
シャオロンさんと話があるみたいなんで･･･
ちょっと椅子に座って休憩しません？」
よっぴ〜はそう言いながら、少し離れた休憩スペースの様な場所にあるベンチを指差す。
「？お話、ですか･･･？」
Aは首を傾げながら、アイクとシャオロンの方を見る。
「はい。
大事な話なので、
AさんはYさんと待っててもらってもいいですか？」
アイクは申し訳なさそうに笑いながら、Aに訊ねる。
「私は構いませんよっ。
よっぴ〜さん、行きましょうか？」
「そうですね、行きましょう」
Aはよっぴ〜と共に、先程指差されていたベンチへと歩いた。
アイクとシャオロンは目立ちたくないのか、建物の影へと入って行った。
ベンチに移動したよっぴ〜とAは、二人で並んで座る。
「よっぴ〜さんも食べません？
このたこ焼き美味しいですよっ」
Aは12個入りのたこ焼きの蓋を開けて、よっぴ〜に訊ねる。
「あ、いいんすか？
俺とアイクさん、まだご飯食べてなくて･･･
アイクさんは大丈夫なんだけど、
俺腹鳴ってたから良かった･･･」
「お昼時ですもんねっ。
これ1箱？渡しますよ。
私は他の食べ物があるので」
「アザースッ」
よっぴ〜はAからたこ焼きを貰って、嬉しそうに食べ始めた。
「Aさん、普段は外食しないんですか？」
「そうですね･･･。
主であるしんぺい様は、
あまり神社の外へはお出かけにならないので･･･
偶に外食はあったんですが、近場で終わってましたね」
「今”この世“の方でデリバリーが流行ってるみたいで、
あの世でも始まってるらしいから試してみたら？」
「？でりばりー？」
「こうやって食べ物を作ってくれる店が、
依頼した所まで配達してくれるって言うやつ。
俺らもよく使ってるからオススメだよ」
「でりばりー･･･便利、ですね？
しんぺい様に掛け合ってみますっ」
「ぜひぜひ〜」
Aは良い情報を聞いたからか、何処か浮き足立ちながらクレープを一口食べる。
「･･･！あっ、これも美味しいっ･･･！」
「(小さい子みたい･･･
チーノさん達が気にかけてるのも、
何か納得だなぁ・・・)」
美味しそうにクレープを食べ進めるAを見守りながら、よっぴ〜はつい最近チーノとショッピから聞いた話を思い出したいた。
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
