第79話 ページ31
シャオロン・ロボロ・ぺいんと・しにがみの4人になり、狐の仮面の男との戦闘が始まる･･･筈だったが。
「･･･目的果たしたんだ。
お前らに用はないんだよーだっ」
狐の仮面の男はそう言い、ベッと舌を出して何処かへと走り出した。
「あっ！？コラ待て！！」
「人間やろうけど結界閉じ込めたろか･･･！」
「僕足止め道具出します！！」
ぺいんと・ロボロ・しにがみは、協力して狐の仮面の男を止めようとする。
「待って！」
「！？シャオロン！？」
シャオロンが手を出して制止をし、ロボロ達は驚く。
「アイツに触られたら、
触れた箇所から腐敗してくんや！
近づいちゃアカン！」
「近づいちゃアカンて･･･！
やったら弓矢とかでやるしかなくなるやんけ！」
「情報が不確定すぎる！
俺が行くからロボロ達はサポートしてっ！」
「は、はいっ！」
「と言うかシャオロンさん、
何で外傷ないのに相手の事そんな分かってるんですか！？？」
戸惑いつつついて来てくれているロボロ・ぺいんと・しにがみに訳を話さず、シャオロンは狐の仮面の男へと走り出した。
「待て言うとるやろが！！」
「人間だよね！？何であんな動けるの！？」
「Aちゃん軽いにしろあんな抱えたまま逃げるんか･･･！！」
「クッソ！拳銃当たらない！！」
シャオロンを先頭に、4人は狐の仮面の男を追いかけ続ける。
黒いモヤの中でも視界が少し開けて来て、男を見逃さずに追い続けている。
しかし男はAを抱えているのにも関わらず身軽で、弓矢も銃弾も掠るだけで避け続けている。
「(追い付かへん･･･！
仮にも俺ら人外で人間より能力高い筈やろ！！
何で追いつけへんねん･･･！！
まさか、他の“個性”使えんのか･･･！？)」
シャオロンは追い続けながら、焦り始めている。
幾ら全速力で走り続けても、狐の仮面の男に追いつける気がしない。
「(まだっ･･･！“また”･･･！！
追いつけへんのか・・・！？俺・・・！！)」
『＿＿＿ごめん、ね・・・』
「っあ“あ”あ“あ”あ“っ！！！」
「！？シャオロンっ！？」
＿シャオロンは全身に力を込めて、両腕と両脚を狼のモノへと変える。
その人と狼が混ざった姿に、ロボロは目を丸くさせる。
「ロボロ！俺ガ行ッテ来ル！！」
「っ馬鹿野郎！上限突破して･･･！！」
ロボロが制止する前に、シャオロンは誰よりも先へと駆け出した。
「(”今度こそ“・・・！！)」
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
