第78話 ページ30
「！シャオロンっ！！」
「あれ！？さっきの子消えた！？？」
「てか戦ってる！？？」
「！全員合流したんかっ･･･！」
狐の仮面の男と戦闘を開始したシャオロンの所へ、離れ離れになったロボロ・しにがみ・ぺいんとが合流した。
「そ、その人誰です！？」
「話は後や！Aが捕まった！
アイツに触られへん様にして戦ってくれ！！」
驚いて訊いて来るしにがみに申し訳なさそうに、シャオロンはロボロ達に声をかける。
シャオロンの声かけによって、ロボロ達もAが狐の仮面の男に抱えられている事に気づく。
「アイツ誰や･･･！？」
「ぼ、某狐面の科学者さんじゃないですね！？」
「その子捕まえて何するんだお前っ！！」
「・・・ッチ・・・！
合流すんの早すぎるだろ･･･」
狐の仮面の男が舌打ちをして、Aを抱え直す。
「･･･おう、狐面着けてお前･･･
ホンマもんの妖狐に対してそんな変装するんか？」
ロボロは脇差を構えて、狐の仮面の男を冷たい目で見据える。
「ぼ、僕も手伝いますっ･･･！」
「触られない様にすれば、いいんですよね･･･！」
戸惑いながらも、ぺいんととしにがみはそれぞれ遠距離武器を構える。
「おらぁ、4対1で勝てんのかぁ･･･！？」
シャオロンはシャベルを構え直して、狐の仮面の男を睨みつけて不敵に笑う。
「･･･何でこう言う時に“個性”使えないかなぁ･･･！！」
狐の仮面の男は苛立ちながら、首を掻きむしる。
「“記憶”は取り戻してないにしろ、
何ですぐに合流するんだよ･･･
お前の作った奴が悪さしてんのか･･･！？」
狐の仮面の男は首を掻きむしりながら、苛立ちの籠った声でブツブツと呟き、シャオロンを睨みつける。
「な、何言ってるんだっ！？
記憶って何だっ！お前は何を知ってるんだっ！」
ぺいんとは相手を恐れつつも、内から湧き上がる勇気で訊ねる。
「あ“あ”･･･！お前も嫌いなんだよ･･･！
俺らを邪魔扱いする“ヒーロー”と一緒で･･･！！
正義感丸出しで声かけて来るんじゃねぇ･･･！！」
狐の仮面の男が、ぺいんとに更なる苛立ちを見せる。
「ひ、ヒーロー･･･！？
お、俺は悪魔だよっ！真逆だっての！！」
「ぺいんと兄さん、それはちゃう」
「うんうん」
「ちょっと？？」
戸惑いながら反論するぺいんとに対し、ロボロとしにがみは真顔でツッコミを入れていた。
その瞬間だけ、何故か和やかな雰囲気が流れていた。
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
