第61話 ページ13
むつーがオススメしたカフェに来た5人は、それぞれデザートと飲み物を頼む。
「！美味しいですね･･･！」
「ふふふっ。
気に入ってくれて良かった」
Aが笑顔で言って来るので、むつーも笑顔で答える。
「店主さんが自分で作った素材を使ってるそうですよ？
そのアップルパイとか」
むつーはそう言って、Aが食べているアップルパイを見る。
「普段リンゴは、
ただ切って食べるだけだったんですが･･･
今度作ってみたいですっ･･･！」
「ええなぁ。
俺食べに行ってもええ？」
「ぜひっ」
Aの話を聞いて訊ねたゾムは、Aから了承を貰って嬉しそうに笑う。
「俺もーっ！」
「はいっ」
普段の様子に戻ったシャオロンも、Aの了承を貰って嬉しそうに笑った。
「むつーさーんっ。
他のも食べたいんすけど、
選ぶの手伝ってもらってええですか？」
チーノが空になった皿を見せながら、むつーに訊ねる。
「メニューもあるけど、見ないの？」
「むつーさんと一緒に見たいなって！」
チーノはニコニコと笑いながら、むつーにそう言う。
むつーは首を傾げたが、何かを察して立ち上がる。
「仕方ないな〜。
いいよっ、僕も他に食べようと思ってたし」
「わーいっ」
チーノも立ち上がり、むつーと二人でガラスケースの方へと向かった。
「･･･むつー様って、不思議な神様ですね･･･」
Aはアップルパイを食べながら、ガラスケースの方へ向かうチーノとむつーを見て呟く。
「ええ人やで？
よく笑ってくれはるし、
物知りやから色々教えてくれはるし」
ゾムは数個目のデザートを食べながら、Aに答える。
「シャオロンさんと鬱さんは、
むつー様に助けていただいたんですよね？
一体何が･･･？」
「んー？あー･･･
大先生と二人で山に行ってたんよ。
そしたら急に、魔族をよく思ってへん天使に襲われてさー。
山頂登る前に死にかけたんやけど、
その時に師匠･･･むつーさんが助けてくれたんよっ」
「もう一人おるやろ」
「まあね？
いっつも締切に追われとる奴がね？」
ゾムに言われて、シャオロンは苦笑しながらそう話し終える。
「？お知り合いの方と･･･
シャオロンさんと、鬱さんの3人が、
山で襲われたと･･･？
一体何故山に･･･？」
「その頃なー。
確か何かを目指してた気がするんよなー･･･」
「俺も何か･･･そんな事しとった気がする」
シャオロンとゾムは、そう言って苦笑した。
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眼目夢子(プロフ) - 冬野さん» コメントありがとうございますっ！す、好きと言っていただけてとっても嬉しいです！！応援ありがとうございますっ！！もう少し続きますので、お楽しみに･･･！！ (2022年2月12日 4時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - えっｯｯｯｯｯｯｯｯ、神？前々から拝見しておりました好きです応援してます（早口） (2022年2月12日 3時) (レス) @page50 id: d428e74894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年1月31日 1時
