ワンダーランドで我々は (ページ7)

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図書館を出てページ7

マメール「お決まりになりました？」
グルッペン「ふむ。ではゾムと同じくピーターパンから頼む。」
マメール「それでしたらアイアン・フックですね。」
トントン「まぁ、当然の如く男やろうな。」
マメール「えぇ、男性です。」

全員決まったところで今後の事が話された。
マメール「ようやく皆様のこれからのお供となる者が決まったところで、この図書館から出た後のことをお話しします。出口はそちらにある大きな青い扉になります。」

マメールの視線の先には身の丈の三倍以上もある大きな木製の扉があった。

マメール「出ていただくと少し風化している石の城に出ます。元は小国であったところです。深い森に囲まれているので近隣にもともと住んでいる住民とのトラブルといった問題は出てきません。森にもある程度道はあるので森から出て街へ行くこともそこまで苦にはならないでしょう。城に生活に役立つであろう書物が入っているので参考程度にどうぞ。」

エーミール「ところで、こちらに来ている間、現実での時間の経過はどうなっているのでしょう？」
マメール「大丈夫です。皆様が来ている間、時間は経過しません。元居た時間・場所に戻る形になっています。」
ショッピ「だったら問題ないっすね。」

マメール「では皆様。ワンダーランドのこと、どうかよろしくお願いします。」
コネシマ「任せとけ！」
ゾム「ふーーん！行くぜ！」

グルッペン「では諸君、戦争をしよう。」

そう言って扉をくぐっていった11人の姿を≪4人≫の人影が見守っている。

マメール「…ふぅ、別に最初から出てきてもよかったのでは？」

和装の少女？「その必要はなかろう。」
勇ましい男性？「どうせ奴らはまたここに来るだろう。その時で十分だ。」
アラビア風の女性「それにぃ、どうせ”彼”がお節介しに行くでしょ？」
マメール「えぇ、”彼”はこちらに来ていませんから。さて、私たちは仕事に戻りますか。」

～～
”彼”は近いうちに出てきます。
かなり重要人物です。
(我々だの人間ではありません。ワンダーランしている人ならわかるはず。)