【黒尾鉄朗】策略家兄×天邪鬼妹 (ページ30)

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Aside

その日の放課後。

私とみーこは、新しくできた雑貨屋さんに来ていた。

み「はぁぁ……かわええ……」///

みーこは、棚に並んだ白いクマのぬいぐるみに夢中。

貴「ほんと……」

私は、その隣の猫のぬいぐるみに。

薄いグレーの毛と、エメラルド色の瞳。
リエちゃんににてる……。かわいい。

あ、あっちにあるお花のイヤリングも可愛い。

み「ここ、可愛いもの多いね！」

来て良かったぁ、と笑うみーこはすっかりいつも通りで、こっちも安心した。

そのとき、みーこのお腹がぐぅー、となる。

み「あはは……なんかお腹すいた」

貴「私も！w」

私達は2人でお揃いのキーホルダーを買って、店を出た。

ぬいぐるみ？高くて買えねーよ。

そのまま、雑貨屋さんの前にあるカフェに入る。

み「何食べるー？

私ブルーベリーパフェ。」

貴「それ、ひとりで食うの……？パフェって量多いんじゃ……」

み「もちろん！」

まあ、いつものことか……。

貴「私はビターブラウn((み「だろうね」悪かったな！」

私、地味にここ来たの初めてだから食べてみたいんだよっ！ビターブラウニー。

単に苦いチョコ好きなだけなんだけど！

注文したパフェとブラウニーが運ばれてくると、みーこが目を輝かせる。

み「パフェおっきぃ！」

貴「おうふ……」

よく太らないなぁ……

あ、みーこの場合胸に行ってるのか。ちくしょう。

み「あ、私トイレ行ってくるね

A先に食べてていいよ！」

貴「ほーい」

先に食べるのもなんだし、待っとくけどね。

窓の外には、ちょうど雑貨屋さんの入り口とショーウインドウが見えた。

ぼんやりと雑貨屋さんに入っていく人の人数を数える。

あ、なんかリア充来たww

音駒の制服だし。

貴「って、純花さんじゃん」

と、

貴「お兄ちゃん……？」

……だよね？

見間違えるはずがない。

ふたりで、仲良さそうに雑貨屋さんに入っていく。

お兄ちゃんと純花さんって付き合ってたの？

み「ただいまぁ！待っててくれたの？」

貴「あ、おかえり……」

み「お？どうかした？」

貴「ううん！なんでもないよ！」

ずきん

み「いただきまーす♪」
貴「いただきます」

ずきん

貴「うわ……甘っ……」

どこがビターだよ。
胸焼けしそう。

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