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それから、ディーノが興味を引くたびに足を止め、予想通りかなりゆっくりとした速度で進んだ
結局、御本殿に到着したのはお昼を少し過ぎた頃
「……」
内心で少し気疲れを感じながら、隣にいるディーノに少しだけ目を向ける
「にしてもスゲェな〜」
僕と違い、全く疲れていないようだ
……そんなに何が楽しいんだろう?
神話なんて所詮、個々の民族のルーツを如何にも立派にするために後付けで造られた捏造話でしかないと思うんだが…
「えーっと、最初にくぐった鳥居が木の鳥居、次が鉄、それで今くぐったのが銅で……ん?じゃあジャッポーネの教会は門が三つもあるのか?」
我ながら穿った考え方をしているな、と感じていると、不意にディーノがそんなことを呟いた
……あれ、気づいていなかったのか?
「……違う、4つだ」
「へ?え、4つ目なんてあったか!?」
「あぁ、とっくに通り過ぎた」
そこで訂正すると、相手は本気で驚いた様子で首を捻っていた
「嘘だろ!?一体どこで………??」
そういえば……ディーノはあの時既に酔っていたんだっけ
それなら外を見る余裕はなかったのかもしれない
「最初に車でコンクリートの鳥居をくぐっている。ここからでは………流石に見えないか」
そう思い直しながら、来た道を振り返るが、途中の松林などで見ることは出来なかった
「車に乗ってる時かよ!…って、コンクリート?なんでそこだけ現代風なんだ?それとも昔からジャッポーネにはコンクリートの技術があったのか?」
「……」
すると、僕の言葉を聞いたディーノがまた首を捻ってそんな事を問いかけてきた
……どうしてそんなパンフレットにも載っていないことを疑問に思うんだ…
せめて載っていたらそれを読み上げるくらいは出来るけど…
「……さぁ?多分あとから増設された部分じゃないのか?」
いくら僕でも分からないものは分からない
なので適当な事を言っておくと
「へぇ、そうなのか!」
それでも尚、尊敬の感情で見られてしまった
………なんだかな
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アオイ(プロフ) - 夜さん» ありがとうございますっ！ディーノSideで更新しましたーっ (2015年6月7日 1時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 面白かったです。更新を楽しみにまっています (2015年6月5日 2時) (レス) id: ac12fbc69d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 詞葉さん» ありがとうございます！次はアキSideですが今日はちょっと更新できそうにないですすみません！ (2015年3月19日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
詞葉 - アキさん普通に了解するとかかっこいいですね！逆にディーノさんはうろたえててかわいいです！ (2015年3月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 627344cba8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ここさん» 初めまして！ありがとうございます！最初からですか？お疲れ様ですｗはい、今日は更新日だったので更新しましたーっ (2015年1月25日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年9月12日 21時
