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けれど
「い、いや大丈夫分かってる!言いたいことあるんだよなそうだよな!!」
……あれ?
「だから…その!怒ってること言ってくれよ!!俺ちゃんと心の準備し…終わった!今!準備オッケー完了!!」
言葉に迷っている間に、ディーノが何やら怒涛の勢いでそう叫んだ
そして決死の覚悟、とでも言いたそうな表情でこちらを見てきていて
「?」
……なんでそうなるんだ?
だって、ディーノが僕に怒ってたんだろう?
怒ってる理由を言えというなら、ディーノ以外に誰が答えるんだ?
結局、訳が分からずに黙したままになってしまう僕に対し、ディーノは何を勘違いしたのか一気に顔を青くした
「そ…っ、そんなに話すのも嫌なほど怒ってるのか…!?」
「…え?」
…待て
ちょっと、待ってくれ
どうしてそうなる?
そもそもは僕がディーノを怒らせたからであって、ディーノが僕を怒らせた話じゃ無かったはずだ
何故、ディーノの中でお互いの立場が逆転しているんだ?
おかしい
確実に僕とディーノの間で認識のずれがある
「うわぁあああっ!すまん、謝る!謝るから沈黙で怒りのオーラを放つのは本当勘弁してくれ!!」
……だから、何故ディーノが謝る?
それに僕は怒ってなんかいないのに…
「……」
まぁ…ディーノの沈黙が気まずくて、僕も沈黙していたのは本当だけど…
へこへこと必死に謝ってくるディーノに対し、しかし何も言葉が浮かんでこない
こういった場合に適切な言葉は何がある?
咄嗟に思いつかないな…
え…と、でも、とにかくは…
「…ディーノ、一先ず落ち着いてくれ」
「じゃあもう怒らないか!?」
「いや、だから…」
元々、僕は怒ってないんだが…
「だってアキずっと沈黙しててよ…!」
大体…沈黙していたから相手は怒ってるだろうなんて…
「……!」
……あれ、もしかして僕とディーノ…
チョロッ
「え、んなっ!?」
と、そこで
ある発見をした途端、何故かディーノが妙な叫びをし
グイッ
「……わっ!?」
思考に深く耽っていた僕ごと、大きく体勢を崩し
バッシャァアアアアンッッッ
僕とディーノはそろって目の前の池へと落ちた
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アオイ(プロフ) - 夜さん» ありがとうございますっ！ディーノSideで更新しましたーっ (2015年6月7日 1時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 面白かったです。更新を楽しみにまっています (2015年6月5日 2時) (レス) id: ac12fbc69d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 詞葉さん» ありがとうございます！次はアキSideですが今日はちょっと更新できそうにないですすみません！ (2015年3月19日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
詞葉 - アキさん普通に了解するとかかっこいいですね！逆にディーノさんはうろたえててかわいいです！ (2015年3月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 627344cba8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ここさん» 初めまして！ありがとうございます！最初からですか？お疲れ様ですｗはい、今日は更新日だったので更新しましたーっ (2015年1月25日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年9月12日 21時
