$126$起床 ページ32
ディーノSide
何がどうしてこうなった
それが今、俺の胸中を占めているただ唯一の感情だった
事の発端…というか、衝撃の出来事があったのは、つい数分前の出来事である
それは、俺が目を覚ました直後の事だった
「ん…?」
朝特有の眩しい光にふと、目が覚めた俺
あー、もう朝かー。なんて呑気な感想を抱いていられたのも、目線を横に動かす前までだった
「………ッッッ!!!????」
その時、咄嗟に叫ばなかった俺を褒めてやりたい
何故なら、目線を横に動かした途端、数ミリでも動けばキスできそうなほど、近くにアキの顔があったのだから
え?
…え゛!?
イヤイヤイヤ!!?なんだこの状況!!?何がどうしてこうなった!!??
「ん…」
しかし、何の神の悪戯か
パニックになった瞬間によりにもよってアキが寝惚けて声を上げる
「うわぁあああああああッッッっ!!!?」
そして思わず俺はビビッて大声を上げてしまった
ガンッ
「あだっ!?」
ついでに体のバランスを崩してベッドから落ち、腰を強打するがそんな些細なことはどうでもいい
しかし、そんな騒ぎでアキが起きないはずがなく
「……煩い」
「す、すすスマン!!!」
かなり機嫌悪そうに呟かれる
その不機嫌オーラについさっきの罪悪感というかパニックも手伝って、俺は恥も外聞もなく速攻で頭を下げて謝った
「……ハァ」
て、ていうか…アキ、その溜息ってどういう意味だ…?
勿論俺にはアキと一緒にベッドに入った覚えもないし、そ…その…そういったコトをやった覚えもない
今、俺たちのお互いの服はあるが、別に全裸にならなくてもイタすことが出来るってのは知っているからあまり慰めにはならない
くそ…どっちだ…!?
「あ、あのよアキ…」
「…何だ?」
戦々恐々としつつ、いつも通りに見えるアキに声を掛ける俺
その返答は、やはりいつも通りに見えて
「お、俺なんでベッドに寝てるんだ…!!?」
「……覚えてないのか」
「うえ゛っ!!?」
俺は意を決してアキにそう尋ねると、返ってきたのはこの意味深な言葉
え?え?
まさか俺本当に…!!?
そ、そりゃあ確かにアキとの同衾はもう仕方ないと考えて、荷物でも間に置いてバリケードにすればいっかと受け入れてたけどよ…!
だがしかし
今現在の状況はどう考えてもバリケードがあるようには見えない
つまり、万が一にも手を出しちまってた可能性もあるわけで……
「〜〜っっっ」
ヤバい、どう考えても殺されるんじゃないか俺!?
特にザンザスや骸、ユゼーリ辺りに!!
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アオイ(プロフ) - 夜さん» ありがとうございますっ！ディーノSideで更新しましたーっ (2015年6月7日 1時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 面白かったです。更新を楽しみにまっています (2015年6月5日 2時) (レス) id: ac12fbc69d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 詞葉さん» ありがとうございます！次はアキSideですが今日はちょっと更新できそうにないですすみません！ (2015年3月19日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
詞葉 - アキさん普通に了解するとかかっこいいですね！逆にディーノさんはうろたえててかわいいです！ (2015年3月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 627344cba8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ここさん» 初めまして！ありがとうございます！最初からですか？お疲れ様ですｗはい、今日は更新日だったので更新しましたーっ (2015年1月25日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年9月12日 21時
