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ホテルへと着き、部屋を確認するとシングルしか予約されていなかった
念のため質問をするも、あまりいい返事は返ってこず
「……ハァ」
……間違いなく絶対に赤ん坊の仕業だな
やる時は徹底してやるだろうし、近隣のホテルも同じ状況に違いない
となると……わざわざ無駄骨を折るのは得策じゃない、な
「……分かりました」
「っておいぃいいい!!?」
状況把握を終え、諦めの境地で受け入れる
すると、後ろで騒々しくディーノが叫んだ
「おいアキ!?お前自分の性別分かってるよな!!?」
「……」
……ディーノこそ、僕が前世男だったということ覚えてるか?
第一、僕はディーノとそういった関係にはならないから何も問題はない
単に睡眠をとるだけだ
「それでは、お荷物をこちらへとお通しいたしますね」
「はい」
「聞けよ!!!」
……往生際が悪い
「別な部屋もとれないんだ、仕方ないだろう」
「そうかもしれねーけど!!でも!だからってなぁ!!」
「ハァ……いいから早く入れ。僕は早く明日に備えたい」
この分じゃ何日つき合わされるか分からないし、ただでさえ無い体力は出来るだけ温存しておきたい
その思いから先に部屋へと入り、荷物をほどく
といっても、大したものは入ってないけど
「〜〜〜〜〜っっ!!あ゛ーたくっ!わぁったよ、入ればいいんだろ入れば!!」
すると、唐突に自棄の入った叫びが後ろから発せられた
……まだ悩んでたのか?
「でも!ベッドは絶対アキが使えよ!!そこだけは譲らないからな!!!」
ついで、軽く呆れながら見ていると何故かそう宣言された
「……ベッドは、というディーノはどこに寝るんだ?」
別に僕はどこでも寝られるけど…
「勿論、ソファだ!大きいから俺一人くらい眠れるだろうっ」
率直な疑問を口に出した瞬間、返ってきたのは満面の笑みと共にこの言葉
というか…ディーノがソファで寝る?
あのドジなディーノが?
「……」
ディーノがソファで寝る
→寝相が悪いなどしてまともに睡眠を取れずに朝を迎える
又は風邪をひくなど体調を崩す
→明日の日程に響く
→それでも無理して日程を推し進め、取り返しのつかないドジをやらかす
→結果的に巻き込まれる
「……」
……それ、は…
「……死ぬな」
「はっ!?」
「僕が」
「アキが!!?」
正確には僕の精神がすり減って死にかけそうだ
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アオイ(プロフ) - 夜さん» ありがとうございますっ！ディーノSideで更新しましたーっ (2015年6月7日 1時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 面白かったです。更新を楽しみにまっています (2015年6月5日 2時) (レス) id: ac12fbc69d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 詞葉さん» ありがとうございます！次はアキSideですが今日はちょっと更新できそうにないですすみません！ (2015年3月19日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
詞葉 - アキさん普通に了解するとかかっこいいですね！逆にディーノさんはうろたえててかわいいです！ (2015年3月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 627344cba8 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ここさん» 初めまして！ありがとうございます！最初からですか？お疲れ様ですｗはい、今日は更新日だったので更新しましたーっ (2015年1月25日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年9月12日 21時
