深紅 ページ8
ザンザスSide
半ばみずきに引きずられるように連れてこられた祝勝会とやらで
適当にみずきをいなしつつ食事を取っていると
「ザン兄ザン兄!あのね、この子が前話した私の親友のクロちゃんだよっ」
「…ぇと、初めまして。みずきの“大親友”の藤黒兎です」
みずきが連れてきたのは沢田綱吉側の風の守護者の奴だった
……に、しても
「……」
このカス……みずきに気付かれないように俺にだけ敵意を飛ばすとは…やはり吹雪戦での実力はまぐれじゃなかったみてぇだな
「……それは、光栄の至り――…」
「ほぇ?」
計画始動までの数年の間で、みずきを大事に思う奴が俺以外に現れることは予想済みだった
こうしてライバル認定されるのも仕方ねえ
フ…
「ほ…ほぇえええっ!!?クロちゃんっ!?て、手になんでキス…っっ!?」
「…ふふ、なんてね」
……宣戦布告のつもりか?
受けて立とうじゃねえか
「……」
たとえ、ガキであろうと女であろうと…コイツの一番は譲らねえ
「藤黒兎ぉおおお!!何をそんな羨まし…じゃなくて許せません!!!巡らせます!!!!!」
「あ、みずき。とりあえず俺、あそこの不要物を排除してくるね」
「ほ、ほぇえええ…」
すると、そいつはにこやかな笑みを浮かべながら霧のカスを物理的に黙らせに向かっていた
「……」
……あのカス、暗殺部隊でもやっていけそうなカスだな
「さて、ママンたちがいなくなった今のうちにヴァリアーの今回の処分を伝えるぞ☆」
そんな感想を抱いていると、晴のアルコバレーノが一般人がいなくなったのを機に話を切り出した
「今回はツナ達を鍛え上げる為とはいえ、十代目(仮)への攻撃だったからな。お咎めなしだと流石にいろいろ上が煩いそうだ」
「そ、そーいうもん…?」
……組織としては当然の反応だろうが
「と、いうわけで。これから一ヶ月、ヴァリアーの奴らを交代でツナん家に泊めて警護させるぞ☆」
「ちょォオオオオ!!?何言ってんだよリボーン!!??」
……仮にもボンゴレ十代目最有力候補の俺を打ち破ったのなら、これからお前はさらに暗殺者に狙われるだろうが
その際にみずきも狙われる可能性があるのだから、警護は当然の事だろう
「じゃあじゃあっ!これからは本当にザン兄といっぱいいられるんだ〜〜!わーいっっ」
駆け寄ってきたみずきの頭を撫でながら、俺は呆れた視線を沢田綱吉へと向けた
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アオイ(プロフ) - actさん» ありがとうごじあます！あ、はいその通りです！EDの「すべり台」を元ネタにしてます！ (2015年5月31日 8時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - レナさん» 案外、長期的に構える姿勢かもしれませんｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» そうですね、作者も売ってほしいですｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
act(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。この写真企画ってもしかしてアニメのエンディング(だったかな？)にちなんでます？あの、写真がいっぱい出てくる (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8d5d47ef97 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ザンザスも、もう「ザンザス」って呼ばすのあきらめてるし(ｹﾗｹﾗ (2015年5月30日 17時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2015年2月28日 23時
