空色 ページ48
スクアーロSide
それは、ザンザスと一緒にボンゴレ本部へ仕事で出向いた時だった
ﾋﾟｸ
「……」
不意に、いるはずのない気配を扉の向こうから捉える
それはザンザスも同じようで、わずかな逡巡の様子を見せていた
にしても何でみずきの気配が九代目の部屋でするんだぁ?
遊びに来る距離でもねえだろう
ｶﾁｬ…
と、俺が疑問に思っている間にザンザスは扉に手をかけ
ギュムッ
「ほぇえええっ!?」
「……何してんだ、カス」
そのまま扉の後ろに隠れてたみずきをサンドイッチ状態にしていた
「ザン兄ひどーい!わざと挟まなくたって!!」
「カスの分際で俺を驚かそうなんざ10年早ぇ」
……軽くヒデェな
ザンザスらしいっちゃらしいが
「なんでいんだ、カス」
「えっとね、リボーンちゃんに好きな人の写真を撮ってこい、ってお兄ちゃんと言われて…一番に思い浮かんだのがザン兄だったから来ちゃったんだっ」
そんなやりとりを眺めていると、今度はみずきがいる理由が明かされていた
「……」
「ほぇっ!?ざざざザン兄っ!?」
う゛ぉおおい…
あのザンザスが誰かの頭撫でてんの初めて見たぞぉ…
唖然と、見慣れない光景に口を開けていると
バァンッッ
「みっっずき〜〜〜〜!!!!」
「ほぇっ、お父さん!!?」
何の脈絡もなく家光が現れやがった
「ラル・ミルチ経由で聞いたぞ!!大好きなお父さんの写真を撮る為にわざわざイタリアに来てくれたんだってな!!お父さん嬉しくて速攻で仕事終わらせて駆けつけちまったぜ!!」
「ううん、一番はザン兄を撮る為だよっ」
「んがぁっ!!?」
尤も、悪気のないみずきに満面の笑みで即座に撃退されてたが
「それと事実を曲解するな家光。俺がいない理由をオレガノから聞き出して仕事を放り出して来てるだろう」
「ら、ラル・ミルチ!?しーっ!しーっ!!」
「お父さん…」
……これが門外顧問でいいのかぁ゛?
「…それより、いいのか?」
と、呆れて言葉も出ないでいると
今まで沈黙していたザンザスがそう言って視線をあるものに落とした
「ほぇ、そうだった!じゃあザン兄撮るね!!」
パシャッ
あぁ、そういやあみずきはザンザスを撮る為に来てたんだったなぁ゛
「それでその後にスクアーロさんたちも撮っていいですかっ?」
「ああ゛、いいぜぇ」
そんな様子を微笑ましく思いつつ、みずきの言葉に俺も頷いた
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アオイ(プロフ) - actさん» ありがとうごじあます！あ、はいその通りです！EDの「すべり台」を元ネタにしてます！ (2015年5月31日 8時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - レナさん» 案外、長期的に構える姿勢かもしれませんｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» そうですね、作者も売ってほしいですｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
act(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。この写真企画ってもしかしてアニメのエンディング(だったかな？)にちなんでます？あの、写真がいっぱい出てくる (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8d5d47ef97 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ザンザスも、もう「ザンザス」って呼ばすのあきらめてるし(ｹﾗｹﾗ (2015年5月30日 17時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2015年2月28日 23時
