蒲公英色 ページ46
リボーンSide
それはある平日の放課後
「ん〜、こんな感じ…かなぁ?クロちゃんどう??」
「うん、そっくり。相変わらずみずきは絵が上手いね」
俺はみずきと藤の教室に他に人がいないのを確認して、ある事を2人にやらせていた
そしてそのある事とは
「あの…でもどうして急に僕の師匠の事を?」
「もしかしたら知り合いかもしれねーからな、確認のためだぞ☆」
そう、藤の奴の師匠の絵姿
きっかけはみずきの警護を終えたマーモンが去り際に放った言葉だった
『…馬鹿チビ、風の守護者の師匠は何者なんだい?彼女の話しぶりではまるで僕ら以外の赤ん坊がいる感じだった』
それは、本来ありえない話だった
最強の選ばれし7人の赤ン坊、アルコバレーノ
アルコバレーノは燈・黄・青・緑・赤・藍・紫のおしゃぶりを持った虹の7色を示す数しかいない
そして、俺たちは全員誰がどの役割を担っているかが分かっている
ラル・ミルチという例外があったとしても、あの場にいたのは8人だけだ
だというのに、あのマーモンが思い当たらない赤ん坊がいるという
「それにしてもクロちゃんのお師匠さんもリボーンちゃんみたいに赤ちゃんなんだね〜」
「うん。俺が初めて会った3歳頃からずっと師匠は姿が変わってなかった」
しかし、そう怪訝に思うも手掛かりはない
なにせ藤自身のことでさえ調べるのは出来ず、みずきの口から聞いてやっと分かったほどだったからな
「あ…師匠は袖の部分に鈴がついてるんだ。結構大きくて…拳くらい」
「ほぇ、そうなの?じゃあそこを描き足して…」
故に、今回は直接藤から情報を聞き出し、みずきに絵姿を描かせたんだぞ☆
せめて姿だけでも分かればどんな奴かは分かるからな
「よーし、出来たよリボーンちゃん!」
なんて思っていると、藤の情報をもとに描き終えたらしいみずきが嬉しそうに声を掛けてきた
さて、どんな奴なんだ?
「んじゃ、見せてみろ」
「はーいっ」
ペラッ
「……これが藤の師匠か?」
「あ、はい」
…確かにサイズは俺たちと同じ赤ん坊だが、やはりマーモンの言った通り俺たちの知り合いじゃねーな
にしても…
「どうやら俺の知ってる奴じゃなかったみて―だな。付き合せちまって悪かったぞ」
「ほぇ?全然気にしなくていいよリボーンちゃん!お絵かきできて楽しかったもんっ」
「僕も…大したことじゃないので」
もし仮に藤の師匠もアルコバレーノだというのならば、何故おしゃぶりを持ってないんだ?
謎はますます深まるばかりだった
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アオイ(プロフ) - actさん» ありがとうごじあます！あ、はいその通りです！EDの「すべり台」を元ネタにしてます！ (2015年5月31日 8時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - レナさん» 案外、長期的に構える姿勢かもしれませんｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» そうですね、作者も売ってほしいですｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
act(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。この写真企画ってもしかしてアニメのエンディング(だったかな？)にちなんでます？あの、写真がいっぱい出てくる (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8d5d47ef97 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ザンザスも、もう「ザンザス」って呼ばすのあきらめてるし(ｹﾗｹﾗ (2015年5月30日 17時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2015年2月28日 23時
