薔薇色 ページ38
「う〜〜〜っっ」
ザン兄の警護が始まって2日後
私は朝の学校で唸ってた
「……みずき、なにか悩み事でもあるの?」
「ほぇっ!?う、うんちょっと…」
それに気づいたクロちゃんが気遣わし気にそう尋ねてきてくれるけど、曖昧な返事しか返せなくて
『テメェもザン兄呼びは止めろ』
うぅ〜〜〜っっ
ザン兄呼びが駄目って言われるとなんて呼んでいいか分からないよ〜〜っっ
だ、だって…
『ざ、ザン兄が駄目なら…………そ、その……ザン…ザス…?』
『……』
あの時の!
昨日のザン兄のお顔見ちゃったら名前でなんて今更呼べないよ――っっ
わ、私絶対目を合わせられないもん!!
ザン兄カッコよすぎるんだもん―――!!
「ほぇえええっ…」
結局また思い出して赤面しちゃって、顔を押さえて俯いてしまう
「うぅ〜〜〜っ」
でもでもっ、ちゃんと考えないといつまで立ってもカス呼ばわりされちゃう〜〜〜っっ
それはやだ―――っっ
「っクロちゃん!もし私がクロちゃんのこと黒兎ちゃんって呼んだらどうする!?」
「…え?」
やっぱり今更名前呼びって照れくさいよね!?
「……とりあえずちゃん付けは止めてくれると…」
「ほぇっ!?でもそうなるとザン兄に名前呼ばれるのって……」
「おい、みずき」
………
「絶対むり〜〜〜っっ」
私それだけで耐えられない気がしてきた!!
ザン兄に名前呼ばれたら嬉しいけど、そのまま昇天しちゃいそうだもん!!
「うぅっ、こうなったら…!」
お家に帰ってレヴィさんとスクアーロさんに意見を求めようっっ
ザン兄大好き同盟だもん、答えてくれるはずっっっ
「よーし、家に帰ったらすぐ電話するぞ――っっ」
「……とりあえず、解決したみたいでよかったよ」
「アッ、クロちゃん心配してくれてありがとうっ」
だけど、私は今ザン兄が警護中で
家に帰ればどころか学校の登下校からザン兄がいてくれることをスッカリ忘れていた
(ほ、ほぇえええ…ザン兄がいる前で電話できない〜〜っっ)
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アオイ(プロフ) - actさん» ありがとうごじあます！あ、はいその通りです！EDの「すべり台」を元ネタにしてます！ (2015年5月31日 8時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - レナさん» 案外、長期的に構える姿勢かもしれませんｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» そうですね、作者も売ってほしいですｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
act(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。この写真企画ってもしかしてアニメのエンディング(だったかな？)にちなんでます？あの、写真がいっぱい出てくる (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8d5d47ef97 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ザンザスも、もう「ザンザス」って呼ばすのあきらめてるし(ｹﾗｹﾗ (2015年5月30日 17時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2015年2月28日 23時
