群青色 ページ32
スクアーロSide
そんな訳でやってきた沢田家
「ほぇえええっ、スクアーロさんだ〜〜〜っっ」
すると、予想通りなほど満面の笑みで迎えてきたみずき
コイツは本当に変わらねえなぁ
「お゛う、今日からは俺が警護してやるぜえ」
「わぁああっ、なんだか昔みたいですね!」
なんて思いつつそう言うと、その言葉が返ってきた
あ゛―…そういや一度だけみずきの護衛をやったことがあったな゛ぁ
みずきに初めて会って、不名誉にも失敗しちまった苦い思いの残っているあの任務
相手が九代目の守護者だとか、俺の苦手な術士タイプだとかは関係ねえ
ミスはミスだ
まぁ、今度はそんなことがねえように油断しねえがな゛ぁ!!
「アッ、そうだ!」
と、反省していると
みずきが何かを思い出したようにそんな言葉を発した
「スクアーロさん、お願いがあるんです!」
なんだぁ?
「クロちゃんの前で剣を使わないで下さいっ」
「……はぁ゛っ!?」
いきなりどういうことだぁ!?
「クロちゃん、剣とか…包丁とか…銀の刃物を見ると昔を思い出して駄目なんです!クロちゃんに人殺しさせたくないのでお願いしますっ」
「う゛ぉおおい!お前、そんな危険人物と今までいたのかぁ!!?」
銀の刃物を見ただけで殺人衝動だなんて、ベルの発作よりヤベェじゃねえかあ!!
一般人に紛れて日常生活すら出来ねえだろそれじゃあ!!
「むぅううっ、スクアーロさん!クロちゃんはすごく優しい子だよっ!私、何度も助けてもらったもんっっ」
思わず怒鳴ると、みずきはあからさまに頬を膨らませて反論してきた
「イヤ、けどよぉ゛…」
それでもやはり、信じられるものではない
リング戦であれほどの実力を示した風の守護者
それこそ、暗殺部隊としてやっても遜色はなさそうなほど
その実力が、実もいとも容易く周囲へと示される―――一般人をも傷つけ、みずきをも傷つける可能性があるなら、警戒せずにはやはりいられない
「それにっ」
「あ゛?」
しかし、そう納得していない俺に対し
「初めて会った時のザン兄より怖くないもんっっっ」
「……」
みずきはある意味とても納得の出来る正論を出してきた
あー…
なんつーか…まぁ、アレだ
「……成程なぁ゛」
思わず深く頷いてしまった俺は悪くないと信じたい
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アオイ(プロフ) - actさん» ありがとうごじあます！あ、はいその通りです！EDの「すべり台」を元ネタにしてます！ (2015年5月31日 8時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - レナさん» 案外、長期的に構える姿勢かもしれませんｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» そうですね、作者も売ってほしいですｗ (2015年5月31日 8時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
act(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。この写真企画ってもしかしてアニメのエンディング(だったかな？)にちなんでます？あの、写真がいっぱい出てくる (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8d5d47ef97 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ザンザスも、もう「ザンザス」って呼ばすのあきらめてるし(ｹﾗｹﾗ (2015年5月30日 17時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2015年2月28日 23時
