サックスブルー ページ7
スクアーロSide
ドガァンッ
計画通り一般人の少ない市街地で戦闘を行う
こうすることで平和ボケしているであろうボス候補“沢田綱吉”への危機感を助長させる
命がけの戦いであれば、成長しないはずがない
だからこそ、その為に来たはずだった
だというのに
ザ…
「あ゛ぁ?なんだぁ?」
刀小僧と爆弾小僧を倒したのち、俺の前に立ち塞がったのは先程まで叫んでいた一般人らしきガキだった
コイツ…みずきの知り合いの“藤黒兎”かぁ?
調書に載っていた通りの外見
しかし調書に書いてあったものとは違い、どこか異様で不気味な気配を醸し出している
何より、その手には先程の刀小僧が扱っていた変形刀が握られていて
ダッ
そして、俺に向かってきやがった
ガキンッ
「くっ…!?」
反射的に剣で受け止めると、硬質な音が辺りに響く
コイツ…一般人じゃねえ!!!
「ハハハハハッ」
「……っ」
ガギッ
至近距離になって、ようやくその表情を拝めた俺は一瞬、絶句した
それはまるで…ベルが自分の血を見た時のような狂気の表情
人を殺すことに快感を覚える殺戮者の笑み
まさか、こんな奴がみずきの傍にいたなんてなぁ゛…!!
ヒュンッ
「な゛っ!?」
詐欺と言えるレベルの調書との違いに舌打ちしたくなった瞬間
そいつはなんとこの場面で剣を上に放り投げた
戦闘中に武器を手放すなんざ…正気かぁ゛!!?
スッ
暴挙ともいえる謎の行動にこちらの動きが止まった、その隙を狙って相手は懐から手のひらサイズの別の武器を取りだした
そして、迷わず急所を狙ってくる
「チィッ」
ガキィンッ
思わず焦りながらも剣で弾き距離をとろうとしたが、すぐに相手の姿が見えないことに気づく
一体どこに行きやがった!?
ﾌｯ…
気配を探る間もなく、頭上に影が出来る
「上かぁ!!」
その予測通り、投げた変形刀を手にしたそいつが上から落下してきていた
これまでの“殺す”動作には、無駄なものがほとんどなく、常にある箇所を狙っている
コイツの正体はまさか…!
こちらの急所へ一気に迫ってくる刀を見ながら、自分の刀で急所をガードしようとした瞬間
「クロちゃん駄目――――っっっ」
「はあ゛っ!?」
何故か間に割って入るように小さな影が視界をよぎった
「みずきっ!!?」
それはつまり、真っ先に斬り殺される直線上にいるということで
「う゛ぉおおい!」
やらせるかよぉ!!
コイツがもし“首斬り”なら狙うのはあの一か所のみ!
咄嗟に俺は自らの剣の軌道を変えた
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アオイ(プロフ) - レナさん» もしかしなくても、ですｗクロちゃんは自分の方に来ていた敵は全て戦闘不能にしてから唄っているので問題ありません！ (2015年3月27日 21時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - もしかして、ザンザスオチ？ってか、今まで疑問に思っていたんですが、クロちゃん、歌で風操ってる間に殺されないの！？← (2015年3月27日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 実さん» ありがとうございます！私もキャンバス好きなのでファンが増えると嬉しいです！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
実 - 吹雪の試練スッゴクおもしろかったです!感動しました!!｢キャンバス｣がもっと好きになりました！ザン兄もクロちゃんも良かったね。今すぐこの世界にトリップしたい!!!!!! (2015年3月4日 23時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» なんとか2人くっつきましたーっ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年10月10日 22時
