アプリコット ページ43
ツナSide
……おかしい
それは、リング戦が始まってからずっと付きまとっていた違和感
「ふはははは!絶望を味わえ、クソモドキが!!」
そう口汚く罵りながら俺を本気で殺そうとして来るザンザス
それは誰がどう見てもボンゴレボスの座に固執している男の姿
だというのに、俺はそれが本当だと思えなかった
「コルポ・ダッティオ!!!」
その時、殺傷力の高い憤怒の炎を凝縮した弾を超高速で打ち出す攻撃が繰り出される
瞬間、脳裏に“今こそ!”という直観が鳴り響き――
「零地点突破・改」
両手で炎の塊に向けて照準を合わせるようにして、それを体内に受け入れる
「バカな…炎を吸収するだと…!?」
数拍後、体中に力が漲りはじめた
ついで、黒曜の戦いのときに目撃したしずりの凍らせる技を思い浮かべていると、初代の零地点突破も出来るようになる
これで…俺にはエネルギー切れがなくなった
そして…ザンザスの勝機も…
「…次は俺の番だ、ザンザス」
「……クッ」
その瞬間
圧倒的不利な状況にも拘らず、ザンザスは俺の言葉に口角を上げた
まるで……この俺の言葉こそが予定通りだとでもいうように
「……?」
何故だ?
どうして両手を凍らされた状態でそんな表情が出来る?
けれど、それを怪訝に思ったのと同時に地を切り裂くような轟音が体育館の方角から響く
あちらには確か…!!
咄嗟に動揺が走るが、俺はその場を動くことは出来なかった
何故なら
「ほう……これがデーチモの実力かの」
そう言って、体育館の方角から忘れたくても忘れられない存在が現れたからだ
「お前は…!!」
しずり
骸との戦いのときに、みずきの身体に憑依していると知った初代吹雪の守護者
どうして今またみずきの体を乗っ取って…!?
「……ハッ、出やがったな」
「当然じゃ、数年前の約定が果たされたかどうか……見定めねばなるまい?」
しかしそんな警戒する俺に構わず、ザンザスはまるでみずきの身体にしずりが憑依していた事を知っていたかのように……否、知っていたのだろう
そう、冷静にしずりに話しかけていた
だとしても…
「約定……?」
一体、どういうことだ?
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アオイ(プロフ) - レナさん» もしかしなくても、ですｗクロちゃんは自分の方に来ていた敵は全て戦闘不能にしてから唄っているので問題ありません！ (2015年3月27日 21時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - もしかして、ザンザスオチ？ってか、今まで疑問に思っていたんですが、クロちゃん、歌で風操ってる間に殺されないの！？← (2015年3月27日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 実さん» ありがとうございます！私もキャンバス好きなのでファンが増えると嬉しいです！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
実 - 吹雪の試練スッゴクおもしろかったです!感動しました!!｢キャンバス｣がもっと好きになりました！ザン兄もクロちゃんも良かったね。今すぐこの世界にトリップしたい!!!!!! (2015年3月4日 23時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» なんとか2人くっつきましたーっ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年10月10日 22時
